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井上尚弥のいとこ・浩樹「やるからには世界王者に」 2年7か月ぶり現役復帰戦へ計量パス

ボクシングの元日本スーパーライト級(63.5キロ以下)王者の井上浩樹(大橋)が16日、東京・後楽園ホールで行われる同級ノンタイトル8回戦で2年7か月ぶりの現役復帰戦に臨む。15日の前日計量は63.5キロ、相手のパコーン・アイエムヨッド(タイ)は63.2キロで一発クリア。前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥をいとこに持つ浩樹は、休養時期を振り返り、世界王者を目指すことを誓った。戦績は30歳の井上が15勝(12KO)1敗、27歳のアイエムヨッドが4勝(4KO)。

カメラに向かってポーズを取る井上浩樹【写真:浜田洋平】
カメラに向かってポーズを取る井上浩樹【写真:浜田洋平】

井上浩樹の現役復帰戦

 ボクシングの元日本スーパーライト級(63.5キロ以下)王者の井上浩樹(大橋)が16日、東京・後楽園ホールで行われる同級ノンタイトル8回戦で2年7か月ぶりの現役復帰戦に臨む。15日の前日計量は63.5キロ、相手のパコーン・アイエムヨッド(タイ)は63.2キロで一発クリア。前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥をいとこに持つ浩樹は、休養時期を振り返り、世界王者を目指すことを誓った。戦績は30歳の井上が15勝(12KO)1敗、27歳のアイエムヨッドが4勝(4KO)。


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 久々のリングは過去最高のコンディションで臨む。浩樹はリミットで計量パス。久々の計量を終えた。「久々だったのでより慎重に計算しながら落とすことができました。怖いくらい順調に落ちた。今までで一番すんなりいきましたね」と笑みを浮かべた。引退前は怪我に悩まされ、万全の状態で試合に臨めないことも。今回は万事順調だったという。

「今までで一番練習できた。『初めてこんなに練習して臨める』と大橋会長とも話していました。怪我をしそうになっても、体のケアをしてくれる人がいる。辞めている期間に出会った整体師の方です。サポートによって素晴らしい調整ができて嬉しく思う」

 2019年4月に日本スーパーライト級王座を奪取。同12月にアジアパシフィック王座を獲得した。しかし、20年7月に永田大士(三迫)との日本王座2度目の防衛戦では、右目の腫れと裂傷により、7回負傷TKOでプロ初黒星。悔しさが湧いてこず、現役引退を表明した。

 辞めた後に新たに出会った人たちから「試合を見てみたかった」といった声をもらい、22年2月に現役復帰を明言。復帰を後押ししてくれた尚弥、拓真兄弟とともに練習を積んできた。八重樫東トレーナーのもとで筋力アップにも成功。「今まで以上の下半身を手に入れた。自分でもどうなるか怖いくらい」と復帰戦を待ちわびた。

 相手のアイエムヨッドは昨年6月にプロデビューし、4勝(4KO)の27歳だ。浩樹は「(復帰戦は)このタイミングがベストだと思う。いい準備時間になった。心の整理もできたし、凄い有意義な時間だった」と回顧。目標について「やるからには世界チャンピオンです」と宣言した。

(THE ANSWER編集部)




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