カタールW杯

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は5日（日本時間6日）、決勝トーナメント1回戦で日本はクロアチアと1-1で突入したPK戦の末に1-3で敗退。史上初の8強はならなかったが、“死の組”を首位で突破するなど大会を盛り上げた。米大手放送局「CNN」は今大会での日本の躍動を特集。「世界のサッカーファンからあなたたちへ：Arigatou gozaimasu！」と感謝を伝えていた。

【特集】初代金メダリストが次世代に繋ぐサポートの輪「夢を持ってくれたら」　/　スケートボード・堀米雄斗選手インタビュー（GROWINGへ）

「CNN」は「日本がワールドカップの衝撃とファンのスタジアム清掃で喝采を勝ち取る」の見出しで記事を掲載。グループステージ初戦で強豪ドイツから大金星を挙げたスタートに、「日本の衝撃的な2-1勝利は、欧州と南米以外の大陸のチームの強さを示すショーケースになる可能性がある、という考えを確立させた」と回顧した。

　第2戦コスタリカ戦では敗れたものの、最終戦ではスペイン相手に番狂わせ。決勝トーナメントでは前回大会準優勝のクロアチアを相手にPK戦までもつれる接戦を演じたが、あと一歩及ばなかった。記事では、「サムライブルーがドラマ、議論、礼儀を今大会へもたらした中、日本のファンは、カタール大会に良い雰囲気を作り出すための役割を果たすのに忙しかった」とピッチ外にも注目した。

　今大会、日本サポーターの客席での清掃活動や、試合後のロッカールームの美しさが、SNSで画像とともに瞬く間に拡散され、世界中で大きな話題となっていた。「CNN」は「世界のサッカーファンからあなたたちへ：Arigatou gozaimasu！」と記し、数々の名場面を提供した日本に感謝していた。