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36歳上田桃子、首位発進 33歳金田久美子の復活Vに刺激「久美ちゃん良い表情でした」

 女子ゴルフの日米共催ツアー・TOTOジャパンクラシック(6616ヤード、パー72)が3日、滋賀・瀬田GC北Cで開幕した。かつて米ツアーを主戦場にした上田桃子(ZOZO)は、8バーディー、1ボギーなしの65で回って7アンダーとし、鈴木愛(セールスフォース)と並んで首位に立った。存在感を示している36歳だが、前週の樋口久子 三菱電機レディスで11年189日ぶりに2勝目を飾った金田久美子(スタンレー電気)に刺激を受け、会見では「自分のスタイル」を通す大切さなどを語った。

TOTOジャパンクラシック、初日をプレーする上田桃子【写真:Getty Images】
TOTOジャパンクラシック、初日をプレーする上田桃子【写真:Getty Images】

TOTOジャパンクラシック開幕

 女子ゴルフの日米共催ツアー・TOTOジャパンクラシック(6616ヤード、パー72)が3日、滋賀・瀬田GC北Cで開幕した。かつて米ツアーを主戦場にした上田桃子(ZOZO)は、8バーディー、1ボギーなしの65で回って7アンダーとし、鈴木愛(セールスフォース)と並んで首位に立った。存在感を示している36歳だが、前週の樋口久子 三菱電機レディスで11年189日ぶりに2勝目を飾った金田久美子(スタンレー電気)に刺激を受け、会見では「自分のスタイル」を通す大切さなどを語った。


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 上田は前半9ホールを2アンダーで回り、後半の10番パー4からは、5連続バーディーを奪った。

「ドライバーのシャフトをプロになって初めて、グラファイトからフジクラのものに替えました。硬さもSRからSにしました。それがすごく良くて、ショットが安定していました。パターも気分転換に替えました。同じピン型のトライホット5Kですが、少し幅の広いタイプにしました。それもいい感じでした」

 上田は、日米共催の今大会と大きな縁がある。プロ3年目。07年ミズノクラシック(三重・近鉄賢島CC)で優勝し、米ツアーの出場権を手にした。11年ミズノクラシック(三重・近鉄賢島CC)には、米ツアーのメンバーとして出場して優勝。2015年に大会名がTOTOジャパンクラシックに変わり、開催コースが変更されても、18年大会2位、21年4位などの好成績を挙げている。

「この大会はホスピタリティーもしっかりしているし、コース以外でも海外の選手と過ごせる時間があるので。刺激しかないです。全体的に飛ぶ選手が多いですし、パワーゲームになってきている印象はあります」

 その一方で、前週の樋口久子 三菱電機レディスで復活優勝を飾った金田の飛距離を捨て、方向性重視のハーフショットに徹したプレーを見て、別の考えも抱いていた。

「久美ちゃんの優勝はテレビで見ていました。もともと、アプローチ、パットが上手な選手ですが、やっぱり、本人のスタイルを出し切ることで、スコアになるんだなと思いました。勝つ時はこういう感じ。(金田は)いい表情でした」

 上田自身は、今季の目標を「国内メジャー初優勝」に置いてきたが、第3戦の日本女子オープンでもそれをかなえられず、「心にポッカリと穴が空いた感じ」になっていたという。しかし、同じ30代の金田が努力でスランプを乗り越えたことに、大きな刺激を受けている。

「1日目が良かっただけですが、先週、先々週は(予選落ちで)悔しい思いをしたので、過去を引きずらないことをテーマにしています。2日目以降は、今日のスコアを切り捨てて頑張ります」

 目指すは優勝のみ。日米ツアーの後輩たちに存在感を示すべく、上田は再び集中し、明日の18ホールを回り切る。

(THE ANSWER編集部)




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