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寺地拳四朗に海外記者驚き 因縁の相手・京口をTKO撃破「ここまで差をつけるとは…」

ボクシングのWBC&WBAスーパー世界ライトフライ級(48.9キロ以下)2団体王座統一戦12回戦が1日、さいたまスーパーアリーナで行われ、WBC王者・寺地拳四朗(BMB)がWBAスーパー王者・京口紘人(ワタナベ)に7回2分36秒TKO勝ち。日本人5人目の複数団体王座統一に成功した。ボクシングファン待望の一戦には海外記者も「ここまで差をつけるとは」「驚異的なパフォーマンス」などと反応していた。

京口に右パンチを当てる寺地拳四朗【写真:荒川祐史】
京口に右パンチを当てる寺地拳四朗【写真:荒川祐史】

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 ボクシングのWBC&WBAスーパー世界ライトフライ級(48.9キロ以下)2団体王座統一戦12回戦が1日、さいたまスーパーアリーナで行われ、WBC王者・寺地拳四朗(BMB)がWBAスーパー王者・京口紘人(ワタナベ)に7回2分36秒TKO勝ち。日本人5人目の複数団体王座統一に成功した。ボクシングファン待望の一戦には海外記者も「ここまで差をつけるとは」「驚異的なパフォーマンス」などと反応していた。


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 10年ぶり2度目の日本人同士による王座統一戦。試合が大きく動いたのは5回だった。寺地の右ストレートが炸裂。京口がたまらずダウンした。IBF世界ミニマム級王者だった18年5月のビンス・パラス(フィリピン)戦以来、アマ時代を含めても人生2度目のダウン。立ち上がった京口を寺地が仕留めにかかるも、耐えた京口が反撃。ラウンド終盤は逆にコーナーに追い詰め、猛攻を仕掛けると場内は大歓声となった。

 決着は7回、寺地の右ストレートが再び京口の顔面に炸裂した。京口がロープに倒れたところでレフェリーが試合を止め、寺地の勝利が決まった。ツイッター上の海外記者からも、試合終了直後に様々な反応が寄せられていた。

 米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」のジェイク・ドノバン記者は「テラジがキョウグチを7回に倒し、今回は試合が終わった。ケンシロウ・テラジの驚異的なパフォーマンス」と表現。英ラジオ局「トークスポーツ」のマイケル・ベンソン記者は「ケンシロウ・テラジがヒロト・キョウグチを7回にKO。テラジが華々しいパフォーマンスでWBAとWBCライトフライ級世界王者に」と速報した。

 リング誌の格付け評議員を務めるアダム・アブラモウィッツ氏は「この対戦ではテラジ優位と見ていただが、ここまで差をつけるとは思わなかった。互角の戦いになると思っていた」と寺地のパフォーマンスに驚き。WBC代表のマウリシオ・スレイマン氏は「誇り高きWBC世界王者のケンシロウ・テラジが印象的なKOでライトフライ級で王座統一」と称えていた。

 日本人同士の王座統一戦は、2012年6月にWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔がWBA王者・八重樫東に判定勝ちして以来10年ぶり2度目。国内では寺地優位の声が上がっていたが、英大手ブックメーカー・ウィリアムヒル社のオッズ(1日午後5時)では、京口1.61倍、寺地2.30倍とされるなど、決着の予想が難しい好カードだった。

 日本人世界王者の複数団体統一は、井岡一翔、高山勝成、田口良一、井上尚弥の過去4人。井上は今年6月に日本人唯一の3団体統一を果たし、12月13日にポール・バトラー(英国)との4団体統一戦(東京・有明アリーナ)を予定している。

(THE ANSWER編集部)




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