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体型揶揄された米フィギュア選手、観客の心無い一言に強く訴え「言葉の影響を考えて」

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカが23日(日本時間24日)まで米マサチューセッツ州ノーウッドで行われた。アイスダンスに出場した米国の女子選手は、大会後に自身のインスタグラムで現地の観客から心無い言葉を耳打ちされたことを明かした。体型を揶揄するかのような言葉だったそうで、「見て分かる通り、震えています」と動画で思いを語っている。

GPS初戦に出場したケイトリン・ホワイエク(右)【写真:ロイター】
GPS初戦に出場したケイトリン・ホワイエク(右)【写真:ロイター】

GPS初戦、観客に耳打ちされたホワイエクが訴え

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカが23日(日本時間24日)まで米マサチューセッツ州ノーウッドで行われた。アイスダンスに出場した米国の女子選手は、大会後に自身のインスタグラムで現地の観客から心無い言葉を耳打ちされたことを明かした。体型を揶揄するかのような言葉だったそうで、「見て分かる通り、震えています」と動画で思いを語っている。


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 観客から心無い言葉を受けたことを明かしたのは、ケイトリン・ホワイエク。スケートアメリカのアイスダンスでは、ジャン=リュック・ベイカーとのカップルで総合2位になった。エキシビション前のウォームアップでの出来事を、こう語っている。

「何人かの人が写真撮影を求めてきました。手を振ってくる人のために私たちは止まって写真を撮影していると、その人は私を引き寄せるようにして『秘密を打ち明けるよ、君はもっと体重を落とさないといけないね』と耳打ちしてきたのです」

 体型について嘲る一言だったようで、カメラを真っすぐ見つめるホワイエクは「このことについて話すべきか考えました。私は、インスタグラムに安心感や同情を求めに来ているわけではないですから」とし、チームからの支援、心無い言葉に対処する経験もあるとしたうえで「でも、事実として全てのアスリートが経験や支援を受けられるわけではないのです。それに私は次世代のスケーターを守ることについて、とても情熱を持っています」と語った。

 過去に摂食障害を患い、現在は乗り越えたことも明かしているホワイエクは「観客、ファン、コーチ、ジャッジ、このスポーツに関係のない人、その全てがアスリートの体についてコメントする資格はないのです。氷上にいる全てのアスリートが表には見えないものと闘っています。経験から言いますが、ネガティブなコメントは、とてつもなく多くの恥の感情や体を直さなければいけない必要性を感じさせるのです」と強く訴えた。

 時折、言葉を詰まらせながら「私はこのことに非常に情熱的です。見て分かる通り、震えています」とも吐露したホワイエク。「我々のスポーツの一部でありながら、必ずしも氷上にいるわけではない存在へ、あなたの言葉がもたらす影響を考えてほしいです。そして最終的には全てのアスリートが日々全力を尽くしていることを知ってほしいのです」と願っていた。

(THE ANSWER編集部)




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