3年7か月ぶりVへ、河本結がダボから意地の首位堅守「怒らなかったのは新しい自分」
3年7か月ぶりVへ「怖さはあります」
以降も不安定なプレーが続き、12、14番をボギーにして首位から陥落。しかし、15、17番でバーディーを奪い返した。米ツアーから国内ツアーに戻ってきた2021年5月以降、幾度もスコアを崩す姿をファンに見せてきたが、この日は意地の粘りで首位に返り咲いた。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
「とにかくショットが曲がっていましたが、怒らなかったのは新しい自分です。(ミスの後に)空を見上げたり、いろんなことをしながら、一打に集中していました」
21年3月のアクサレディス以来、約1年7か月ぶりに最終日を首位で迎える。今季トップ10入りが1度でメルセデス・ランク68位の河本は、実感を込めて言った。
「素直に嬉しいです。『優勝争いをしたい』と思いながら、アメリカに行って帰ってきて、全然成績を残せず、コテンパンに言われ、泥水を飲んできた感じなので。でも、怖さはあります。不安はないですけど」
勝てば予選会(QT)に出場することなく、来季もツアーに出場できる。だが、プロとして純粋にほしい「優勝」の2文字。河本は「怖さ」を消すべく、赤の勝負ウェアとリボンで決戦に臨む。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)