大谷はエンゼルスと約43.4億円で1年契約に合意

　米大リーグ・エンゼルスは1日（日本時間2日）、大谷翔平投手と年俸3000万ドル（約43億4000万円）の1年契約に合意したと発表した。年俸調停を回避した選手として史上最高の昇給額となったことで話題になったが、チームメートも残留に安堵。スター選手のマイク・トラウト外野手は「素晴らしいね」と残留を喜び、「もし調停になっていたらどうなっていたかは興味あるね」とも笑顔で語ったと伝えられている。

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　大谷は権利を有していた年俸調停を回避。今季の年俸550万ドル（約7億9600万円）から大幅昇給にとなり、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は自身のツイッターで「年俸調停を回避した選手の中で、オオタニは記録を作った。彼の2450万ドル（約35億5000万円）の昇給は史上最高の増加額（前年比で）となっている」と触れていた。

　2日（同3日）に行われたレンジャーズ戦後、AP通信のグレッグ・ビーチャム記者は自身のツイッターで「笑顔」のトラウトのコメントを紹介。「素晴らしいね。これがなくても彼はここに残っていたと思う。けれど、もし調停になっていたらどうなっていたかは興味あるね、みんなそれを見たかったんじゃないかな」と語っていたという。

　年俸調停権がある大谷は、もし来季年俸の交渉で球団と合意しなかった場合、年俸調停委員会の裁定に委ねられることになっていた。シーズン終了前に契約合意となった大谷だが、歴史的活躍を続ける中でどれだけの価値が付けられるのか大きな注目を集めていた。