史上3人目連覇の勝みなみが告白 競技中は「猪木さんの『迷わず行け』を考えていた」
乗り移った猪木さんの魂、でも18番のパットだけ「迷いました」
13番、14番は連続ボギーにしたが、「前半の貯金があったので焦りはありませんでした」と言った。そして、難関の17番パー4では、ピンまで160ヤードの第2打を「グリーンの硬さ」を考え、1番手下げた7番アイアンでショット。狙い通り、ボールは手前か転がってピン横2メートルについた。
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「その前にボードを見て、これを入れたら(単独)トップに立つことが分かったので、『絶対に入れる』と思いました」
ここでも「勝機は絶対に逃さない」猪木さんの魂が乗り移っていたが、最終18番のバーディーパットだけは「迷いました。最後に最後に……。『迷わず、行けよ』でしたね」と明かし、苦笑いした。
樋口久子、畑岡奈紗に続く大会史上3人目の連覇を達成。優勝スピーチでは、12月開催の米女子ツアー最終予選会にエントリーしたことも明かし、会見では「そこは迷わずに(ネットで)ポチッとしました」と言った。だが、来年は大会3連覇もかかる。今大会の初日2日前には、歴代優勝者が集うチャンピオンズディナーで乾杯の挨拶もしており、3連覇への思いも語った。
「挨拶はすごく緊張したので、来年はもっとうまくやりたいです。(予選会を通過して)向こうの試合との調整がつけば、奈紗ちゃんや宮里藍さんがそうしたように、私もこの試合に出るために帰ってきたいです」
状況が許せば、「迷わず」に出場。今季の残り試合についても、「これまでは年間2勝が最高なので、1勝以上はしたいです。最終戦まで出ます」と力強く宣言した。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)