「むちゃくちゃ緊張した」 関西学生女王・壹岐あいこ、世陸リレー代表へ100m決勝進出
7月のオレゴン世界陸上の代表選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権は10日、大阪・ヤンマースタジアム長居で第2日が行われている。東京五輪4×100メートルリレー補欠の21歳・壹岐あいこ(立命大4年)は、9日の女子100メートル準決勝を全体8番手のタイムで通過。決勝の巻き返しを誓った。
陸上・日本選手権
7月のオレゴン世界陸上の代表選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権は10日、大阪・ヤンマースタジアム長居で第2日が行われている。東京五輪4×100メートルリレー補欠の21歳・壹岐あいこ(立命大4年)は、9日の女子100メートル準決勝を全体8番手のタイムで通過。決勝の巻き返しを誓った。
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壹岐は予選は11秒69(無風)の組1着、準決勝は11秒71(向かい風0.7メートル)の組3着、全体8番手のタイムでなんとか決勝に進出した。息を切らしながら「むちゃくちゃ緊張してあまり覚えていないけど、着実に決勝に進むことができたのはよかった」と振り返った。
2020年は関西インカレ200メートルで優勝し、100メートルでは日本インカレ2位に入った実績を持つ。昨年の日本選手権は100メートルで2位、200メートルは4位。昨夏から右膝痛を抱え、冬場は接地の強さを意識したり、筋力アップを重点的にしたりしてきた。今季は昨年優勝した5月1日の静岡国際で自己ベスト23秒62をマーク。「秋シーズンや日本選手権でも出せれば本物」とレベルアップを図ってきた。
同8日のセイコーゴールデングランプリ(GGP)は200メートルで23秒95(向かい風0.1メートル)の6位。同26日の関西インカレは100メートルを11秒95(向かい風1.1メートル)で初優勝。4×100メートルリレーでも優勝に貢献し、2冠に輝いた。
「膝はだいぶマシにはなったけど、左ハムストリングも若干痛い。でも、レースに影響があるかというと、う~ん……という感じなので、言い訳をせずに決勝で戦うためにしっかり準備したい。自分らしい後半に伸びのある走りをしたい」
11日からの200メートルにもエントリー。まずは10日午後8時15分からの100メートル決勝で上位に入り、世界陸上のリレー代表を狙う。
(THE ANSWER編集部)