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西村優菜が初日「65」暫定首位 全米から7日帰国のハード日程「グッスリ眠れました」

国内女子ゴルフツアーの宮里藍サントリーレディスが9日、兵庫・六甲国際GC(6527ヤード、パー72)で開幕した。ツアー通算4勝の西村優菜(スターツ)は、8バーディー、1ボギーの65で7アンダーと好発進した。ホールアウト時点では暫定首位。前週に出場した全米女子オープンは予選落ち。7日に帰国したばかりだが、戦う中で強豪選手たちが見せる「淡々と楽しむ」姿勢を意識したことが、ビッグスコアにつながったという。

宮里藍サントリーレディス、7アンダーと好発進を決めた西村優菜【写真:Getty Images】
宮里藍サントリーレディス、7アンダーと好発進を決めた西村優菜【写真:Getty Images】

宮里藍サントリーレディス初日

 国内女子ゴルフツアーの宮里藍サントリーレディスが9日、兵庫・六甲国際GC(6527ヤード、パー72)で開幕した。ツアー通算4勝の西村優菜(スターツ)は、8バーディー、1ボギーの65で7アンダーと好発進した。ホールアウト時点では暫定首位。前週に出場した全米女子オープンは予選落ち。7日に帰国したばかりだが、戦う中で強豪選手たちが見せる「淡々と楽しむ」姿勢を意識したことが、ビッグスコアにつながったという。


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 西村はスッキリした表情で会見席に座った。前日のプロアマ戦後は少し眠たそうな目をしていたが、この日は一転。米国ではシャワー生活だったが、8日は15分ほど湯船に浸かったという。「久しぶりにお風呂につかって、グッスリ眠れました。爆睡でした」と声を弾ませた。

 プレー内容も完璧に近かった。スタートの10番パー4で10ヤードのアプローチを入れてチップインバーディー。これで勢いに乗り、ショットをピンに寄せ、バーディーを量産した。18番、2番のパー4では短めのバーディーパットを外したが、「気にしない」と自分に言い聞かせた。

 前週、好調を維持して出場した全米女子オープンは予選落ちに終わった。硬いグリーン周りでのアプローチに苦戦したことが要因だった。そして、強豪選手と自身の違いに気づいたという。

「私は1つのミスを気にしていましたが、海外の選手たちは淡々とプレーを楽しんでいました。優勝したミンジー・リーさんも結構、短いパットを外していましたが、それでも『別に気にしない』という感じでした。今日はそうした目に焼き付けたものを意識しながら、プレーしていました。(久々のビッグスコアは)うれしいです」

 全米女子オープン予選落ち後は、2日間会場に残って練習。繰り返したショットとアプローチ練習の成果も、この日に出たという。「ショット練習は縦距離を意識したので、今日はそれがはまりました」。会場のアプローチ練習グリーンはコースと同様に硬く、周りの芝が薄かったことから、西村は「今日はボールがすごく浮いた感じがして、イージーに感じました」とも表現した。

 今季初の関西での大会。大阪・堺市出身の西村は「18ホール、ずっとついて応援してくださったギャラリーの方もたくさんいて、うれしかったです」と感謝の思いを口にした。世界の舞台で多くを学んだ21歳。切り替えのマインドを意識し、「明日も楽しんで、60台を目指してプレーしたいです」と言葉に力を込めた。

(THE ANSWER編集部)




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