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エンゼルス右打者の左打ち弾、監督が舞台裏告白 「敬意欠いた訳じゃない」と称賛

米大リーグ・エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が10日(日本時間11日)、本拠地レイズ戦で大量リードした8回、登板した野手に対し、本来の右打席ではなく左打席に入り、本塁打を放つ衝撃を演じた。試合後、ジョー・マドン監督は「打撃練習で彼はよくやるんだ」「打撃コーチからは(左打ちで)『お前は打てるよ』と言われていた」と明かしている。

左打席で本塁打を放ち、ベンチで祝福を受けるアンソニー・レンドン【写真:AP】
左打席で本塁打を放ち、ベンチで祝福を受けるアンソニー・レンドン【写真:AP】

レンドンが大量リードの8回、登板した野手から放った仰天弾の舞台裏

 米大リーグ・エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が10日(日本時間11日)、本拠地レイズ戦で大量リードした8回、登板した野手に対し、本来の右打席ではなく左打席に入り、本塁打を放つ衝撃を演じた。試合後、ジョー・マドン監督は「打撃練習で彼はよくやるんだ」「打撃コーチからは(左打ちで)『お前は打てるよ』と言われていた」と明かしている。


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 実は予感があった。3回までに挙げた得点で8-0とリードした8回、相手のレイズは6番手として野手のブライドン・フィリップスをマウンドに送った。トラウトが2ランを打ち、大谷翔平が二塁打を放って迎えた1死二塁、レンドンは本来の右打席ではなく左打席に入った。状況を見たパフォーマンスかと思いきや、1ボールからの2球目、緩い球をフルスイングで捉えると打球を右翼席に突き刺した。

 驚きの4号2ランに本拠地も騒然。レンドンは恒例のカウボーイハットを被り、お祭り騒ぎのベンチで会心の笑みを浮かべた。話題になった一発だったが、米カリフォルニア州地元局「バリー・スポーツ・ウェスト」公式ツイッターが公開した試合後の会見動画によると、マドン監督は「打撃練習で彼は(左打ちを)よくやるんだ」と証言したという。

「素晴らしいショーだったと思う。披露するには完璧なタイミングだった。野球はこういう瞬間を待ち望んでいる。観客もそれにふさわしい反応だったよね。相手に敬意を欠いたわけじゃない。ただ単に楽しい野球の瞬間だった」と称賛した上で「それにただの本塁打じゃなく、痛烈だった。打撃コーチからは(左打ちで)『お前は打てるよ』と言われていたんだ。それを実現させたわけだね」と首脳陣もお墨付きの一発だったと明かした。

 先発したデトマーズはノーヒッターを達成。レンドンはこの2ランを含め1安打3打点をマークし、12-0の勝利に貢献した。

(THE ANSWER編集部)




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