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廣中璃梨佳が世界陸上1万m代表内定 貫録の日本選手権V2「ここが目標の第一歩」

7月のオレゴン世界陸上の代表選考会を兼ねた日本選手権女子1万メートルが7日、東京・国立競技場で行われ、廣中璃梨佳が31分30秒25で2連覇し、世界陸上の代表に内定した。参加標準記録31分25秒00を突破し、今大会3位以内に入った選手が代表内定。出場選手の中では廣中、五島莉乃、小林成美の3人がすでに参加標準記録を突破していた。五島も3位に入り、内定した。

女子1万メートル、世界陸上の代表に内定した廣中璃梨佳(左)と五島莉乃はレース後に笑顔を浮かべた【写真:奥井隆史】
女子1万メートル、世界陸上の代表に内定した廣中璃梨佳(左)と五島莉乃はレース後に笑顔を浮かべた【写真:奥井隆史】

オレゴン世界陸上代表権を懸けた日本選手権1万m

 7月のオレゴン世界陸上の代表選考会を兼ねた日本選手権女子1万メートルが7日、東京・国立競技場で行われ、廣中璃梨佳が31分30秒25で2連覇し、世界陸上の代表に内定した。参加標準記録31分25秒00を突破し、今大会3位以内に入った選手が代表内定。出場選手の中では廣中、五島莉乃、小林成美の3人がすでに参加標準記録を突破していた。五島も3位に入り、内定した。

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 号砲から五島が先頭に出ると、すぐ後ろに廣中がつくスタートとなった。1000メートルを3分7秒33で通過。参加標準ペースを上回り、集団は徐々に縦長に伸びていった。五島、廣中、矢田みくに、佐藤早也伽、萩谷楓ら先頭集団は5人となり、小林は大きく遅れた2番手集団に。先頭は3000メートルを9分24秒で通過した。中盤も五島が先頭でレースをつくる展開。5000メートル付近から佐藤が遅れ、小林は2番手集団からも脱落した。

 有観客のスタンドから拍手の後押しを受ける選手たち。五島を先頭に、廣中、矢田、萩谷の先頭集団は6000メートルを19秒2秒88で通過したが、参加標準から遅れるペースだった。7000メートル付近で給水した廣中が先頭へ。ペースを上げると、萩谷だけがついていった。廣中は残り6周となったところでトレードマークのピンク色の帽子を放り投げる。場内は歓声が上がった。五島は矢田との3位争いだ。

 8000メートルを過ぎ、参加標準突破が必要な萩谷が廣中の前へ。初めて先頭に出た。最後は一騎打ちとなり、ラスト1周で廣中が仕掛けた。どよめきの中、地力を見せて差を広げる。今季初戦で強さを見せつけてフィニッシュした。

 レース後は「今季前半はいい形で練習をつめていたけど、後半は体調が崩れたりして思うようにいかないことが多かったけど、本当に周りの方々に支えていただいた」とコメント。「諦めずに走れたのは周りの方々のおかげ。笑顔でスタートラインに立てたことが何よりです」と振り返り、こう続けた。

「標準記録を突破していたので気楽にいて、3位以内を狙っていた。レースに身を任せてレースを動かす。そういうレースができた。(帽子を投げ)切り替えるんだと言い聞かせながら、その後は他の選手の力を仮ながらではあったけど、ラストはスピードを出せた。ここが目標の第一歩。心も体も次に向けて引き締めつつ頑張りたい」

 21歳の廣中は東京五輪で自己ベスト31分00秒71をマークし、7位入賞。5000メートルは14分52秒84で9位だったが、05年福士加代子の日本記録14分53秒22を16年ぶりに更新した。

 日本歴代2位の30分45秒21の記録を持つ不破聖衣来(拓大)は、右梨状筋故障による調整不足のため欠場。東京五輪代表で30分20秒44の日本記録保持者・新谷仁美(積水化学)はマラソンで代表に内定している。

(THE ANSWER編集部)

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