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「1本ずつ。その先に東京五輪」 1年延期で計画が崩れ…100m障害・木村文子が狙う復活

東京五輪まで3か月を切った中、陸上・織田記念国際が29日にエディオンスタジアム広島で行われる。28日は一部選手が会見。女子100メートル障害のロンドン五輪代表・木村文子(エディオン)が意気込みを語った。

木村文子【写真:Getty Images】
木村文子【写真:Getty Images】

29日織田記念国際

 東京五輪まで3か月を切った中、陸上・織田記念国際が29日にエディオンスタジアム広島で行われる。28日は一部選手が会見。女子100メートル障害のロンドン五輪代表・木村文子(エディオン)が意気込みを語った。


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 昨年日本選手権女王の青木益未(七十七銀行)、日本記録保持者・寺田明日香(ジャパンクリエイト)、田中佑美(富士通)らトップ選手が揃う大会。木村は3月の日本室内選手権女子60メートル障害で青木に次ぐ2位(8秒12)に入った。地元・広島の大会へ、気持ちを高ぶらせた。

「屋外は1年半ぶり。凄く楽しみにしています。オリンピックに向けて着実に積み上げたものがあって、正直1年の延期は不安なものが大きかった。ただ、それを感じて居続けるよりも、切り替えて原点回帰をした。高校生たちと過ごして初心に帰って、速く走るために何が必要か考えてきた。高校生たちに後押しされてここまできた」

 リオ五輪出場を逃して以降、体作りに重点に置いたが、ハードルは左右非対称の動きでバランスを崩しがち。「それを見逃すと怪我に繋がる。体作りを17年からやって、19年に自己ベストに近い結果を得られた」と成長を感じた。しかし、東京五輪の1年延期で順調だった計画が崩れた。「(延期決定前は)20年も同じ課題を続けるだけと手応えがあったけど、1年もピークをずらすのはやったことがなかった。ピーキングで不安が大きかった」と説明。それでも、コーチらと話し合いながら気持ちを切らすことはなかった。

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