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41歳内山高志「きついっす」 1503日ぶり“復帰”で奮闘「恥ずかしい試合は見せられない」

新型コロナウイルスと戦う医療従事者や患者を支援するボクシングのチャリティーイベント「LEGEND」が11日、東京・代々木第一体育館で行われた。スパーリング形式で行われる3分×3回のエキシビションマッチ。セミファイナルでは元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏が、現役の日本同級王者・坂晃典(仲里)と対戦した。

ボクシングチャリティーイベント「LEGEND」に登場した内山高志氏【写真提供:LEGEND実行委員会】
ボクシングチャリティーイベント「LEGEND」に登場した内山高志氏【写真提供:LEGEND実行委員会】

ボクシングチャリティーイベント「LEGEND」

 新型コロナウイルスと戦う医療従事者や患者を支援するボクシングのチャリティーイベント「LEGEND」が11日、東京・代々木第一体育館で行われた。スパーリング形式で行われる3分×3回のエキシビションマッチ。セミファイナルでは元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏が、現役の日本同級王者・坂晃典(仲里)と対戦した。


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 内山は2016年12月31日の試合を最後に現役引退。以来、1503日ぶりのリング復帰となった。1月の参戦発表時には「4年間何もせずに毎日酒しか飲んでいませんが、ボクシング界に少しでも力になれるならば、身体にムチ打って参戦します」とメッセージを寄せていた“KOダイナマイト”。久々のリングでは往年のハードパンチを見せつけた。

 先月22日に初防衛戦を終えたばかりの坂だけがヘッドギアを着けて対峙。内山はまず、41歳とは思えない仕上がったボディーを披露し会場をざわつかせた。ゴングが鳴るとブランクを感じさせない試合運び。じわりじわりとプレッシャーをかけて要所で右ストレート、ボディーをクリーンヒットさせる場面もあった。

 最終ラウンドは坂もヘッドギアを外して対峙。より緊迫感を増した試合は、両者が意地をぶつけ合い、会場からは拍手が沸き起こった。最後はリング上で抱き合った。

 リング上でのインタビューで、内山は「いやもう、引退して4年経って、酒を2日以上抜くのは今回初めてです。1月20日からなので20日間で体を作りました。いやぁきついっす。何とかみんなの前で恥ずかしい姿は見せられないので。倒されなければいいと思っていたけど、練習しているうちにいい試合したい、勝ちたいと思うようになった」と笑いながら振り返った。

 一方、現役王者の意地を見せた坂は「レジェンド内山選手は、自分がアマチュアだった頃にずっとKOしているのを見ていた。そんな選手と戦わせてもらえるのは、とても楽しみにしていました」と振り返った。

(THE ANSWER編集部)

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