村田諒太、ロンドン五輪銀が雪辱宣言 6月再戦か「泥棒のツケ払うことになる」
来年6月にラスベガスで再戦も…村田を挑発「五輪での泥棒のツケを払うことになる」
「ムラタはWBAタイトルを手にした。今、オレが彼からのその成果を奪う番だ。それが自分と周囲にとってもリベンジのやり方になるだろう。日本でエデル・ジョフレから奪われたベルトをオレが取り返す」
ファルカンは53年前の雪辱も蒸し返しながら、こう怪気炎を上げていたという。1964年に「黄金のバンタム」の異名をとったブラジルの世界バンタム級王者、ジョフレはタイトル戦でファイティング原田を判定の末に惜敗。WBAとWBC世界バンタム級王者のベルトを原田に奪われていた。村田との再戦はもはや私怨の域を超え、ブラジルボクシング界の悲願とまで意気込みを見せている。
記事によると、来年6月にラスベガスかアトランティック・シティで行われる可能性のある村田の防衛戦の挑戦者になるプランが浮上。トップランク社はロンドン五輪決勝の再戦として盛り上げる構想だと伝えられている。
「オレとトレーナーは彼をいかに倒すのか、正確に把握している。準備万端でモチベーションも高く、ハングリーだ。日本からだろうが、彼の求めるどこからでも、ベルトを持ち帰るつもりだ。ムラタはオリンピックでの泥棒のツケを払うことになるだろう。その後、オレは違うベルトを求めることになるだろう。だが、今はとにかくこの戦いがしたいんだ」
ロンドン五輪決勝での村田の優勝を「泥棒」とまで言い切った挑発モードのファルカン。因縁の再戦は実現となれば、大いに盛り上がりそうだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer