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「不条理カーブ」が炸裂 米最強左腕の“魔球”奪三振ショーに騒然「なんてことだ」

米大リーグのワールドシリーズ第1戦は、ドジャースがアストロズを3-1で下して先勝。初戦先発の大役を務めたエース、クレイトン・カーショー投手が7回3安打1失点で11三振を奪う圧巻の快投を演じた。魔球のようなカーブを含め、強力アストロズ打線を圧倒した11三振すべてをMLB公式ツイッターが「壮大だ」とコメントを添えて動画付きで紹介し、ファンから称賛が殺到している。

WS初戦でド軍カーショーが史上2人目の無四球&11K…MLB公式も「壮大だ」と賛辞

 米大リーグのワールドシリーズ第1戦は、ドジャースがアストロズを3-1で下して先勝。初戦先発の大役を務めたエース、クレイトン・カーショー投手が7回3安打1失点で11三振を奪う圧巻の快投を演じた。魔球のようなカーブを含め、強力アストロズ打線を圧倒した11三振すべてをMLB公式ツイッターが「壮大だ」とコメントを添えて動画付きで紹介し、ファンから称賛が殺到している。

 これが、メジャー最強左腕たるゆえんだ。世界一の称号を目指すカーショーを前に、強力アストロズ打線が為す術なかった。

 奪三振ショーの開演は初回先頭だった。右打者スプリンガーに対し、カウント0-2から投じた4球目。縦スラは地面すれすれのボール球だったが、あまりの鋭さにバットが出た。そして、空を切らせた。圧巻だったのは、ファンから「不条理」と評されたこともあるカーブだった。

 3回の右打者ゴンザレスに対し、投じた“魔球”。150キロ超の剛速球を誇りながら、まるで時間が止まったかのようにブレーキの利いたカーブに全くタイミングが合わず、内角低めに手が出ずに見逃し三振。1点差を追いつかれた4回には4番コレアに対し、2球で追い込み、勝負球にカーブを選択。頭になかったのか、ド真ん中にもかかわらず、またも見逃し三振に斬った。

 この日はストレート、スライダーなどで奪った11三振のうち、6つを見逃しで奪取。緩急でタイミングをずらしてストライクゾーンで勝負でき、それをコースぎりぎりにコントロールできる。特に、カーブをカウント球に使う投手は多いが、勝負球としても使えるのが、年俸37億円のメジャーNO1左腕の強さでもある。

 史上2人目の無四球&11Kという歴史的な奪三振ショーのすべてをMLB公式ツイッターは「壮大だ」と動画付きで紹介。すると、強力打線のアストロズがきりきり舞いにさせられる映像を見たファンからは「なんてことだ」など驚嘆の声が相次いだ。

 チームは6回に勝ち越し、重要な初戦で自身もワールドシリーズ勝利。29年ぶりの世界一への道、その大きな第一歩をエースの快投が前進させた。

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