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東京マラソン沿道の海外評とは 異例の規模縮小に「挨拶は『観戦お控えください』」

豪メディアは沿道ファンの言葉を報道「東京五輪だったら悲しい風景だ」

 出場ランナーだけでなく、ボランティアスタッフの数も最小限にして行われた。米FOXニュースは「東京マラソンはコロナウイルスへの恐怖の中で、閑散とした通り、『観戦自粛』を求めるサインが大きく取り上げられた」と紹介。英紙「デイリー・メール」でも「コロナウイルスの恐怖の中で、東京マラソンはエリートランナーのみで開催された」と記して注目している。

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 豪メディア「news.com.au」は「会場が制限された不気味な現場とファンが自宅に留まるよう呼びかけられた東京マラソン」の見出しを打った。「東京マラソンはコロナウイルスへの恐怖の中、観客と一般ランナーに自宅に留まるよう呼びかけられ、閑散とした通りで行われた」と記している。そして、沿道のファンの声を伝えている。

「毎年、大道芸や文化ベントとともにレースはお祭り気分で行われていた。しかし、数が劇的に減り、ほとんどがマスクをつけた観衆が見守る中、不気味な静けさに包まれたレースには、今年は170人のランナーと30人の車いすランナーが参加したのみだった。『もしも五輪がこんなだったら、悲しい風景だ』と68歳の靴職人ヒロシ・エノモトは語った。彼は浅草の沿道からランナーに声援を送る一握りの観衆の一人だった」

 レース後の会見で主催財団の大森文秋事務局長は「エリートの部は必要な感染症対策を講じた上で開催可能と判断した」と説明していた。異例のレースは海外でも珍しいようだった。

(THE ANSWER編集部)

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