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ゴールド、来季も現役続行へ 3年ぶり全米復帰に涙「あの瞬間、とても圧倒されたわ」

フィギュアスケートの全米選手権は25日、女子フリーが行われ、3年ぶり出場となった14、16年全米選手権女王グレイシー・ゴールドは107.24点、合計161.75点で11位に入った。摂食障害などの病を乗り越え、カムバックした大舞台。演技後は涙を堪えるような仕草を見せ、会場はスタンディングオベーションとなった。実際のシーンを米記者が動画付きで速報し、感動が広がっていたが、ゴールドは来季も現役続行する見通しとなった。米メディアが伝えている。

グレイシー・ゴールド【写真:AP】
グレイシー・ゴールド【写真:AP】

摂食障害などを乗り越え、3年ぶり全米選手権で11位

 フィギュアスケートの全米選手権は25日、女子フリーが行われ、3年ぶり出場となった14、16年全米選手権女王グレイシー・ゴールドは107.24点、合計161.75点で11位に入った。摂食障害などの病を乗り越え、カムバックした大舞台。演技後は涙を堪えるような仕草を見せ、会場はスタンディングオベーションとなった。実際のシーンを米記者が動画付きで速報し、感動が広がっていたが、ゴールドは来季も現役続行する見通しとなった。米メディアが伝えている。


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 米フィギュア界にとって特別な1日になった。大きな歓声を受け、リンクに立ったゴールド。やや緊張した面持ちながら、演技では果敢に攻めた。積極的に3回転ジャンプに挑戦。抜ける場面もあったが、着氷させる度に大きな歓声が包んだ。そして、4分間を演じ切ると、この日一番の大歓声が……。その瞬間、ゴールドに熱いものが込み上げてきた。

 両手を目元にやり、涙ぐんだ。それでも、しばらくすると必死に笑顔を作り、会場の声援に応えた。なんとも温かい空気に包まれる会場。得点は合計161.75点となり、ゴールドはガッツポーズを見せた。しかし、摂食障害などの病を乗り越え、地方大会から出場し、帰ってきた全米選手権の舞台。何よりも大事なのは得点ではないことは誰もが知っていた。

 米スポーツ専門局「NBCスポーツ」は試合後のゴールドのコメントを紹介。演技直後の心境について「正直なところ、私はあの瞬間、とても圧倒されていました。なぜかって、これまで他のどこにも存在することができていなかったから。明らかに、観客の皆さんのリアクションによって、私はとてもパワフルになれた感じがしたわ」と胸中を語ったという。

 さらに「観客の皆さんが終わりに近づくと、立ち上がってくれました。まるでエネルギーを与えてくれているようでした」と観衆からパワーをもらい、演じ切ったというゴールド。記事では「ゴールドにとっての復活劇はこれで終わりではない。彼女は来シーズンも競技をすることを計画している」と来季も現役続行する見通しであることを伝えている。

 17-18年シーズンからうつ病、不安障害、摂食障害のために戦線を離れた。一時はうつ病から来る自殺願望とも闘っていたというゴールド。来シーズンもその優雅なスケーティングを見られることを多くのファンも待ち望んでいる。

(THE ANSWER編集部)




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