バスケ育成×通信制高校の“安心感” 競技と学業を両立、16歳がたどり着いた「贅沢な生活」
学校の部活動一択だった進路選択に、クラブチーム、Bリーグユース、海外留学などが加わった近年のユース世代のバスケットボール界。その中で新たに少しずつ増えつつあるのが「通信制高校」という選択肢だ。U18 川崎ブレイブサンダースの有望株・高橋秀成(高校2年)は当初、公立高校に進学したが、平日に行われる代表活動やユース活動の影響で、1年生の時に学校に登校できたのは約半分ほど。バスケと学業の両立に頭を悩ませたなか、今年6月に通信制高校への編入を決断した背景に迫った。(取材・文=青木 美帆)

U18 川崎ブレイブサンダース・高橋秀成インタビュー後編
学校の部活動一択だった進路選択に、クラブチーム、Bリーグユース、海外留学などが加わった近年のユース世代のバスケットボール界。その中で新たに少しずつ増えつつあるのが「通信制高校」という選択肢だ。U18 川崎ブレイブサンダースの有望株・高橋秀成(高校2年)は当初、公立高校に進学したが、平日に行われる代表活動やユース活動の影響で、1年生の時に学校に登校できたのは約半分ほど。バスケと学業の両立に頭を悩ませたなか、今年6月に通信制高校への編入を決断した背景に迫った。(取材・文=青木 美帆)
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母の陽子さんは当時を振り返る。
「遠征から帰ってきたら授業を受けていないのにテストを受けなければいけないとか、そもそもテストすら受けられないとか、学校とバスケが両立できないことに対して精神的にかなり参っているようでした。私たちもBリーグに公的な文書を出していただき、校長先生や教頭先生に面会して『休みたくて休んでいるわけではないので、なんとかサポートしていただけませんか』とお願いしたのですが、Bリーグの選抜やU16日本代表の合宿が急遽入り、入学当初の想定以上に学校に通えなくなったこともあり、すべてのお願いに対応していただくのは難しかったです」
そんな時、川崎側から提案されたのが通信制の高校に編入するという選択肢だった。
川崎のアカデミー事業部はかねてより、トップチームに帯同するU18所属選手が現れた時に備えて、チームの活動に理解を持ち、トップチームのスケジュールに融通がきく高校との提携を模索していた。そして、その過程でやり取りが進んでいた星槎高を高橋と両親に紹介した。
星槎高は生徒一人ひとりのスケジュールや状況に合わせて学習を進められる通信課程をもつ高校。系列校には体操や卓球、フィギュアスケートなど海外遠征が多い競技で活躍するアスリートも多く在籍しており、横浜市にあるため同市在住の高橋が通いやすいのも大きかった。
「バスケがない時は学校に通って授業を受けられるし、行けない時もオンライン授業を受けられる。バスケに集中しつつ、しっかり勉強のサポートも受けられる環境と伺ったので、親としてはありがたいなと。秀成も、代表チームやU18川崎で通信制に通っているお友だちの話を聞いて、そちらに切り替えようということになりました」(陽子さん)
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