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強豪校へ進学すれば幸せ? 堀越高サッカー部監督の疑問、選手主体で活動する部活の意義

名将に鍛えられる部活か、主体的に考え自分を磨いていく部活か

 堀越高校のボトムアップの進化を促した2019年度卒業の坂本琉維主将は、「強豪校へ進めばサッカーは上手くなるのかもしれない。でも高校生活では人間性も高めていきたい」と考えて同校を選択した。彼が主将の時代に、旧態依然とした上意下達のルールをすべて撤廃し、ピッチ上では学年の壁なく誰もが意見を言い合う環境を整備し、翌年度の全国選手権ベスト8の礎を築いていった。

 ボトムアップ方式で堀越の部活を牽引した歴代の主将は、誰もが口を揃える。

「本当に堀越を選んで良かった。こんな経験をさせてくれる学校は他にないと思う」

 名将に鍛えられる部活と、主体的に考えて楽しく真剣に自分を磨いていく部活。そろそろ中学生たちも、その保護者の方々も、どちらに幸せを感じられるのか、よく考えてみるべきだと思う。

(加部 究 / Kiwamu Kabe)

■堀越高校サッカー部のノンフィクション『毎日の部活が高校生活一番の宝物』絶賛発売中

楽しく、真剣に。「やらされる部活」ではなく、選手が主体的に考えるボトムアップ方式へシフトチェンジした堀越高校サッカー部は、2020年度に29年ぶりの選手権出場で初のベスト8進出、21年度には2年連続の選手権出場を果たした。10年の歳月をかけて築いた監督と選手の理想の形とは――。「THE ANSWER」で2020年に短期連載した佐藤実監督をはじめ、歴代主将や選手の姿を追い、部活の新たな可能性に迫った必読の一冊。

第1章 29年ぶりの選手権出場
第2章 指導者人生のスタート
第3章 ボトムアップ理論の原点
第4章 ボトムアップ物語
第5章 いつか日本一に

[著者]加部 究
[出版社]竹書房
[ページ数]256ページ
[価格]1760円(税込)

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加部 究

1958年生まれ。大学卒業後、スポーツ新聞社に勤めるが86年メキシコW杯を観戦するために3年で退社。その後フリーランスのスポーツライターに転身し、W杯は7回現地取材した。育成年代にも造詣が深く、多くの指導者と親交が深い。指導者、選手ら約150人にロングインタビューを実施。長男は元Jリーガーの加部未蘭。最近、選手主体のボトムアップ方式で部活に取り組む堀越高校サッカー部のノンフィクション『毎日の部活が高校生活一番の宝物』(竹書房)を上梓。『日本サッカー戦記~青銅の時代から新世紀へ』『サッカー通訳戦記』『それでも「美談」になる高校サッカーの非常識』(いずれもカンゼン)、『大和魂のモダンサッカー』『サッカー移民』(ともに双葉社)、『祝祭』(小学館文庫)など著書多数。

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