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日本で10年ぶり国際試合 相手は韓国、男子アイスホッケー代表が背負う“未来”への覚悟と使命

日韓代表戦で伝えたいアイスホッケーの魅力

 さらに、今回の日韓代表戦にはもう一つ、アイスホッケーというスポーツを愛し、一人でも多くの人に魅力を知ってほしいと願う、すべての関係者が抱く熱い思いが込められている。

 日本代表のエースで、今季はドイツ2部のデュッセルドルフでプレーした平野裕志朗選手は、NHLを目指して長らく北米でプレーした。昨季から活動の場を欧州へ移した中で、欧米では1万5000人規模の会場が満員になるのに対し、日本では数千人規模の会場も埋まらない現実があることを、改めて痛感。非日常的なスピードや迫力が魅力のアイスホッケーは同時に、「言葉ではなかなか伝えきれないほど感情が大きく揺さぶられるスポーツ」だと話すが、日本では伝え切れていない事実がもどかしい。

 加えて、アイスホッケーでもご多分に漏れず、競技人口の減少が課題となっている。特にアイスホッケーは、子どもたちが「かっこいい! やってみたい」と思っても、すぐに競技を始められる環境が整備しきれていない。平野は「アイススケートのリンクが絶対的に少ないことが理由の1つ。僕も今後、リンクを増やす事業に取り組んでいきたいと考えています」と明かす。

 平野は個人の活動として、昨年から福岡で3on3のアイスホッケーイベント「氷刃の乱」を始め、今年も開催が予定されている。19歳から日本代表入りし、日の丸にかける思い、そしてアイスホッケーの未来に寄せる思いは誰にも負けない自信がある。「未来に向けて、この現状を変えていくのが自分の役割。自分の経験から得た知識を還元しながら、連盟や関係者の皆さんと一緒に、競技の普及にも力を注いでいきたいと思います」と強い覚悟を滲ませる。

 その熱い思いは、日本代表で時間をともにする仲間や後輩たちにもしっかり伝わっている。中島は「今、自分たちが何かを変えていかないと未来は変わらないという強い使命感や責任感は、僕たちにも伝わっています。だからこそ、代表として日の丸を背負う時は特に、応援してくれる方はもちろん、子どもたちに夢や憧れを持ってもらえるような試合をしたいと意識しています」と胸の内を明かす。

 平野が「この2日間は日本のアイスホッケー界が進化するために大きな意味を持つと思います」と言えば、中島は「単なる2試合ではなく、さまざまな意味が込められた試合になる。今後のステップアップに向けて、とても重要な2日間になります」と話す4月18、19日の日韓代表戦。競技の魅力だけではなく、覚悟と使命を持って勝利を目指す日本代表チームの魅力にも触れてもらいたい。

【The Asia Classic Ice Hockey~日韓代表戦~】
○開催日時・場所
4月18日(土)14時 Face off ダイドードリンコアイスアリーナ(西東京市)
4月19日(日)14時 Face off KOSE新横浜スケートセンター(横浜市)

○チケット販売
チケットぴあ  https://w.pia.jp/t/jihf-2026jk/
※チケット料金のほかに、別途発券手数料など各種料金がかかる場合がございます。

(佐藤 直子 / Naoko Sato)

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