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時代の半歩先をいく世界大会「ARK LEAGUE」 BMX王者・内野洋平が込める熱い思い

スゴ技を実際に披露する内野【写真:荒川祐史】
スゴ技を実際に披露する内野【写真:荒川祐史】

前回は国内外から170人超のライダー、延べ約2万5000人の観客が来場

「FLAT ARK」と「SKATE ARK」の2競技で臨んだ2017年は、国内外から170人を超えるライダーが集まり、開催3日間で延べ約2万5000人が来場した。元々、X-Gamesのような大きな世界大会にするビジョンを思い描いていたというが、開催5年目で世界屈指のイベントに成長させたのだから、内野が持つオーガナイザーとしての資質は高い。

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「BMXのFLAT ARKはハンパじゃない」。そんな話がストリートスポーツ界で囁かれ始めたのが、優勝賞金が史上最高額500万円となった2015年頃だった。BMX界で認められるようになった「FLAT ARK」を次のステージに引き上げようと考えた内野は、スケートボードの世界大会「SKATE ARK」を加え、2017年から「ARK LEAGUE」の開催に踏み切った。

「スケートボードを新しく増やすとなった時、僕はスケーターではないので、スケーターならではの考えが必要だった。そこで、僕が本当に仲のいい、昔から知っている瀬尻稜というスケーターを招き入れました。競技に対して同じ気持ち、同じマインドを持つ人が、大会作りの趣旨に賛同してくれた。『SKATE ARK』の運営は全面的に瀬尻に任せています。

 そこはBMXの人間が動かしていると見えたら、スケートボードの人たちは面白くないと思うんですよ。だから、先輩やレジェンドと呼ばれる方々に会いに行きました。僕はスケートボード界を動かそうなんて思っていないし、タッチする気もない。そこは瀬尻稜が仕切ります、という話をして。『ARK LEAGUE』にもMCやコメンテーターとして参加してもらったり、VIP席を用意したり、みんなを巻き込んで盛り上げてもらう形にしました」

 そして、6回目を迎える今回からはブレイキンの世界大会「BRAKE ARK」も加わることになった。これは、日本ブレイキン界のトップ、taisukeからの呼びかけがきっかけだった。

「taisukeが『ARK LEAGUE』にブレイキンを入れてほしいって来たんですよ。『SKATE ARK』が加わって3年目。ちょっと時期的には早かったんですけど、『今、やりたい。ブレイキンを入れてほしい』っていうtaisukeの勢いを受け入れようかなと。少し強引だけど今年から3競技にしたら、ブレイキンがパリ五輪の追加種目候補になるというタイミングの良さで(笑)

 実はスケートボードもそうだったんです。僕たちが『SKATE ARK』を加えて『ARK LEAGUE』に拡大しますって言った直後に、東京オリンピックの追加競技に決まったんですよ。そこはやっぱり瀬尻やtaisukeという人間がその辺を察しているというか、盛り上がっているから今だっていうタイミングだったのかなと思います」

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