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【早実元エースの米挑戦記】ついに決着、米強豪独立Lと契約「夢の第一歩踏み出せた」

5月からリーグ開幕、最大の目標はMLB、NPBの舞台に立つこと

 内田は早実時代の2年夏に甲子園出場。3年時はOBの斎藤佑樹(現日本ハム)と同じ背番号1を着けた。早大では最速150キロを記録し、プロの注目を集めたが、3年時に右肘を故障。以降はイップスも経験し、JX-ENEOSは2年で戦力外に。以降はプレー続行の道を求め、自宅近くの公園などで練習を積むと、かつてのような投球を取り戻し、今回の挑戦を決意した。

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 1年以上、実戦から離れていた難しさもあった。失点したドジャース戦、レンジャーズ戦については「カウントを整えにいった力のない球を確実に捉えられてしまった。ストライクの取り方は空振り、ファウル、見逃しと種類があるけど、そこを狙い通りに投げられるように精度を高める必要があると感じました」と課題も口にした。

 JX-ENEOS野球部を退部後は社業に専念し、天然ガス営業マンとして働きながら、夢を追い求めた右腕。就労ビザ取得などのために一旦帰国し、会社を退社した後、5月から始まるシーズンに合わせ、再び渡米する。

「試合で他の投手を見ていて、1球でアウトを取れるストレート系の変化球を持っている投手が有利に感じました。アメリカのボールは日本のボールよりも動きやすいので、日本に帰ってからシーズンにかけてそういったボールの習得にもチャレンジしようと思います。5月のシーズンインまでには、そういった課題を少しでも潰して臨めるように日本で練習していきます」

 これは、まだ通過点――。内田にとって、最大の目標は独立リーグから這い上がり、MLB、NPBの舞台に立つこと。1か月に及んだ一つの挑戦の終わりは、また新たな挑戦のスタートだ。

(THE ANSWER編集部)

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