苦しんだ“りくりゅう”世界Vの裏にマインド回帰 1度目とは違う「感情入り混じる」喜びを得るまで【単独インタビュー】
オリンピックシーズンの来季へ「一番の改善点は…」
――世界チャンピオンになったお二人が考える、ペア競技の魅力を教えてください。
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三浦「2人でしかできないダイナミックな技であったり、投げたり、振り回されたりするのが本当にペアの魅力だなと私は思っています」
木原「スピード感であったり、ダイナミックさはシングルの技の大きさとはまた比べ物にならないくらい大きくなるので。そういったところは、やっぱり生で見ていただけるとよりペアの魅力を皆様に知っていただけるかなと思います」
――今回のスターズ・オン・アイスで、お二人の演技の見どころはどこですか。
三浦「私たちはスケーティング、スピード感を強化しているので、そういったところを見てほしいなと思います」
木原「足を持ってブンブンしたり、璃来ちゃんが逆さまになる技があるんですけど、競技会ではなかなか入れることができない。それを皆様にお見せできるので、安全にコントロールしつつ、スリルじゃないですけど味わっていただければ」
――競技会と違ったアイスショーの良いところを感じることはありますか。
三浦「やっぱり試合はどうしてもこう緊張してしまうので。楽しんではいるんですけど、やっぱり緊張の方が勝ってしまうことがある。その分、アイスショーではもう100%楽しんで滑れるので、そういったところが滑っていて違いがあるなと」
――今月行われる国別対抗戦がシーズン最終戦。そこから来季に向けて改善していきたいポイントはありますか。
「まだしっかりと来シーズンどうしようかという部分は話し合えてないんですけど、一つはフリープログラムを変更する予定なので、自分たちにとってベストなオーダーは何なのかをしっかり相談して決めていきたいです。今シーズンはスローを少し外す場面が多かったんですけど、本来は自分たちの武器なので、しっかりフリーで決めきるっていうことを来シーズンの目標にもしていきたいと思います。そのことも考えて、しっかりオーダーを全部組み合わせていきたいなと思います」
三浦「私たちの一番の改善点はやっぱりスローだと思うので、そのオーダーもそうなんですけど、プログラムを変更して、2人のユニゾンを強化して今シーズンすごく評価されたので、その点も来シーズンも頑張っていきたいかなと思います」
――ミラノ・コルティナ五輪まで1年を切りました。どんな1年にしたいですか。
三浦「やっぱり私たちは怪我が多いので、来シーズンも怪我をなく滑り切ることがまず一番の目標だと思っています」
木原「まずは怪我をしないこと。もう一つ、今シーズンはなかなかスケートを前半戦楽しむことができていなかった。どうしても人間慣れてしまうと新鮮な感じじゃなくなってしまうかもしれないですけど、しっかり気持ちを忘れず、一つ一つ楽しんでいけたらいいかなと思います」
■アイスショー「スターズ・オン・アイス」
1986年に北米でスタートした世界最高峰のアイスショー。歴代冬季オリンピックや世界選手権のメダリストによるグループナンバーや豪華コラボレーションなどが見どころで、今年は浅田真央さんが9年ぶりに参加。村元哉中さん&高橋大輔さんのほか、現役の日本選手では坂本花織、りくりゅうペア(大阪公演のみ)、樋口新葉、千葉百音、佐藤駿、壷井達也、友野一希、島田麻央、中田璃士らの出演が決定している。大阪公演は4月5日(土)、6日(日)に東和薬品RACTABドームで、札幌公演は4月12日(土)、13日(日)に札幌市月寒体育館スケート場で開催される。
[ftp_del]■スターズ・オン・アイス チケット情報
https://figureskate-soi.com/2025/ticket.html
※当日まで販売中[/ftp_del]
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)
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