タクシー配車アプリは日本よりも断然安くて便利、東京五輪の参考に!?

　ちなみに、バイクタクシーのオーダーは、車の3分の1ほどの価格です。大渋滞が日常のジャカルタにおいては、車道の隙間もぐいぐいと進むバイクは、到着時間を早めるのに有効です。ホテルからプレスセンターまで20分弱の距離を毎日、バイクタクシーで往復していました（片道70円！）。ただ、渋滞時は、車線いっぱいにバイクが広がり、排気音とクラクションが響くので、ちょっと暴走族の集会に紛れ込んだ気にもなりますし、決して安全とは言い切れない運転も多かったです。

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　そんなわけで1時間以上もバイクの後ろに乗る気にはならず、車をオーダーしたわけです。残念ながら、試合は韓国に負けてしまいましたが、相手は2年年上で、欧州で活躍するオーバーエージも含めたチーム。東京五輪を目指す21歳以下のチームで臨んだ日本は、銀メダルととともに大きな収穫を持ち帰ります。取材を終えた後は、シャトルバスでプレスセンターまで戻り、いつも通りバイクに乗ってホテルへ。2日は閉会式がありますが、私の取材はこれにて終了です。

　運転の常識や交通事情はともかく、安くて便利な移動手段は、2年後の東京五輪でも来日する観客にとって必要なものです。大会には、2020年東京五輪の組織委員会の方たちも視察に訪れていましたが、有給ボランティアの積極的なサポートなども含め、参考にしてほしいところも見られた大会でした（参考にできないところもたくさんあったけど）。そろそろ、楽しさと驚きに満ちていたアジアの祭典に別れを告げます。スラマッティンガル（さようなら）。