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衰えない35歳ダルビッシュの原動力 投手コーチの証言と“いたずら動画”にあった伏線

ダルビッシュの親しみやすさが球団内の一体感を生み出している【写真:ロイター】
ダルビッシュの親しみやすさが球団内の一体感を生み出している【写真:ロイター】

強力な先発陣、一体感が成功の秘訣…話題の“いたずら動画”にあった伏線

 主力打者のタティスを欠きながら、パドレスがナ・リーグ西地区で首位を争う原動力となっているのが、7人がしのぎを削る豊富な先発陣だ。高いレベルでの競争がある一方で、固い結束で結ばれている。地元紙サンディエゴ・トリビューンのエーシー記者は「先発陣は切磋琢磨するいい関係が築けている。本当に仲がいい。その中でもダルビッシュの存在が大きい。2年目でより落ち着いてできているのだろう。若い選手は彼にアドバイスを求めることが多いし、他の投手も情報交換することで登板に生かしている」と話す。

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 この一体感を生み出しているのが、ダルビッシュの親しみやすさだという。今季途中には黙々とグラウンドを歩くダルビッシュの後ろに、スネル投手ら他の先発投手らがついていき、動きをまねるという愛らしいいたずら動画が話題となった。実はこれには伏線があったという。ニーブラ投手コーチは「あれは先にいたずらをしたダルビッシュに対する仕返しだった。彼は最もいたずらをうまくやる選手の一人。茶目っ気があってみんなから愛されているんだ。他の選手たちも彼のことが好きだから、ああやってちょっかいを出すんだ」と笑って話してくれた。

 当の本人にいたずらのことを聞いてみると、「え、ほんとに? そんなことないと思うんだけど(笑)。そんなにいたずらしてないですけどね。どちらかというとみんなが子どもだから、自分は『はいはいはい』、とやるようにはしてるんですけど」と笑って否定した。そして、「でもほんとにみんなグラウンドだけの関係じゃないというか。野球がなくても集まりそうな友達という感じなので。それでお互いの技術のシェアであったりとかも今までのチームにはなかったくらいシェアしています。ほんとお互いをサポートし合っている感じがします」と続けた。その言葉から、チームメートへの愛情が伝わってきた。

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