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29年ぶり選手権の堀越サッカー部 選手主導で掲げた明確な到達点「青森山田に勝つために」

両者が勝ち上がれば準々決勝で青森山田と対戦 「届かない目標ではない」

 埼玉スタジアムで試合ができるのは準決勝以降になる。そこに到達するには同ブロックにいる青森山田などの強豪校を倒す必要があり、相当に難易度の高い目標になる。

「その前に初戦を突破し、連戦を乗り切る力をつけ、青森山田に勝つための組織力を整えていかなければならない。これからどう課題に取り組んでいくかが重要なポイントになります。ただこれはあくまで僕が言ったのではなく、選手たち自身が話し合って定めた目標です。当然前向きに取り組むはずですし、3年生にとっては最後の舞台ということも合わせて考えれば、必ずしも届かない目標ではないかな、と思っています」

 堀越は1月2日、大社(島根)との初戦を迎え、もし次戦も勝ち上がれば、目標のベスト4を懸けて準々決勝で青森山田と顔を合わせる可能性が高い。(文中敬称略)

(加部 究 / Kiwamu Kabe)

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加部 究

1958年生まれ。大学卒業後、スポーツ新聞社に勤めるが86年メキシコW杯を観戦するために3年で退社。その後フリーランスのスポーツライターに転身し、W杯は7回現地取材した。育成年代にも造詣が深く、多くの指導者と親交が深い。指導者、選手ら約150人にロングインタビューを実施。長男は元Jリーガーの加部未蘭。最近、選手主体のボトムアップ方式で部活に取り組む堀越高校サッカー部のノンフィクション『毎日の部活が高校生活一番の宝物』(竹書房)を上梓。『日本サッカー戦記~青銅の時代から新世紀へ』『サッカー通訳戦記』『それでも「美談」になる高校サッカーの非常識』(いずれもカンゼン)、『大和魂のモダンサッカー』『サッカー移民』(ともに双葉社)、『祝祭』(小学館文庫)など著書多数。

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