フォロワー2.7万人の女子大生アスリート SNS発信の副産物「中高生がDMで…」現代に交わる世界線――日体大・小林美月
8日から4日間、神奈川の相模原ギオンスタジアムで行われた陸上の第104回関東学生競技対校選手権(関東インカレ)。熱戦を取材した「THE ANSWER」は文武両道で部活に励む選手や、怪我や困難を乗り越えた選手など、さまざまなストーリーを持つ学生を取り上げる。今回は女子1部・棒高跳びで3連覇した日体大の小林美月(3年)。実力もさることながら、インスタグラムのフォロワー2.7万人と大学陸上界屈指の女子大生アスリートにSNSへ発信する理由を聞いた。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)

陸上・関東インカレで輝いた選手たち 女子1部・棒高跳び/日体大・小林美月(3年)
8日から4日間、神奈川の相模原ギオンスタジアムで行われた陸上の第104回関東学生競技対校選手権(関東インカレ)。熱戦を取材した「THE ANSWER」は文武両道で部活に励む選手や、怪我や困難を乗り越えた選手など、さまざまなストーリーを持つ学生を取り上げる。今回は女子1部・棒高跳びで3連覇した日体大の小林美月(3年)。実力もさることながら、インスタグラムのフォロワー2.7万人と大学陸上界屈指の女子大生アスリートにSNSへ発信する理由を聞いた。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
女王らしく高々と宙に舞い、美しい跳躍で観る人を惹きつけた。
強風が吹き荒れる過酷な環境で行われた棒高跳び決勝。4メートル07の3回目、小林は惜しくも失敗に終わった。スタンドに笑顔で手を振った後、関係者に「何位?」と確認し、優勝を知らされると目を丸くしてビックリ。マット上で何度も飛び跳ねて喜んだ。

記録は4メートル02で筑波大の村田蒼空(3年)と並んだが、試技数の差で勝利。
「正直、3連覇できると思っていなかった。2位だと思っていて、先生たちに『1位』って言われてすごいビックリした」。強風による試技中断の影響もあり、優勝が決まったのは午後8時近く。ナイター照明に照らされ、3連覇女王の笑みが輝いた。
明星学園高(東京)3年夏にはインターハイを制し、昨季は2年生ながら日本インカレで優勝するなど、高校・大学で日本一を経験している。