ブリヂストンレディス

　女子ゴルフの国内ツアー・ブリヂストンレディスは23日、愛知・中京GC石野C（6642ヤード、パー72）で第2日が行われ、小祝さくら（ニトリ）の「神業」がギャラリーを沸かせた。中継の解説者も「凄いですね」と舌を巻いたスーパーショット。日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）が動画を公開すると、ファンからも「めちゃくちゃ上手いっす」「何かもってますね」と称賛の声が寄せられている。

　技術が結集された一打だった。10番パー4の第2打がグリーンオーバーとなった小祝。第3打はグリーン横の丘になったラフから、左脚下がりという難しいライだった。クラブをやや短めに持ち、コンパクトに振り抜くと、ふわりと上がったボールはグリーンに着弾。そのまま転がってチップインバーディーとなった。

　U-NEXTの中継で解説した、ツアー通算7勝の飯島茜プロは「凄いですね」と絶句。「入るのはもちろん凄いんですけど、ダウンヒルのあの傾斜から上げてくるんだっていう。抜けちゃうようなショットにもなりやすいところを、しっかりあれだけ上げて打ててくる、そして入る」と技術を称賛した。

　JLPGA公式Xが「凄すぎる　小祝さくらが左脚下がりの深いラフから神業を披露」とつづって公開した動画にはファンも驚き。「めちゃくちゃ上手いっす」「さくらちゃんはお上手なのは勿論の事　何かもってますね」「下りのラフからこの打球はさすがプロの技！！！」「さくらさんの神業ですね」といった反響が寄せられている。

　小祝はこのホールのバーディーがあったものの、第2日は4バーディー、3ボギー、１ダブルボギーの73とスコアを落とし、通算1アンダーの43位で決勝ラウンドに進んだ。