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「かわいいだけじゃダメですか?」 女子バレー会見で主役奪ったアイドル挨拶の裏側「やらされやすいかも…」野中瑠衣を直撃

バレーボール女子日本代表は22日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで会見を行った。初選出された23歳の野中瑠衣は大人気アイドルグループに“なり切った”挨拶を披露。元気いっぱいのアウトサイドヒッターは今後の成長を誓った。

バレーボール女子日本代表の会見に出席した野中瑠衣【写真:編集部】
バレーボール女子日本代表の会見に出席した野中瑠衣【写真:編集部】

バレーボール女子日本代表が都内で会見

 バレーボール女子日本代表は22日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで会見を行った。初選出された23歳の野中瑠衣は大人気アイドルグループに“なり切った”挨拶を披露。元気いっぱいのアウトサイドヒッターは今後の成長を誓った。

 “初仕事”で抜群のインパクトを残した。代表メンバー30人が一言ずつ意気込みを語る会見。1つ前に挨拶した川畑遥奈から「次は皆さんに何か伝えたいことがある野中選手に回します」と意味深に振られ、マイクを受け取った野中は突然、決めポーズ付きで一言。

「かわいいだけじゃダメですか?」

 8人組アイドルグループ「CUTIE STREET」の大人気曲にちなんだ挨拶を披露した。恥ずかしそうに手で顔を覆うと、笑いをこらえながら「攻守に安定したプレーと明るさでチームに貢献したい」と今度は真面目に自己紹介。チームメートと報道陣を沸かせた。

 会見後に野中を直撃すると、笑顔で舞台裏を明かしてくれた。「裏で『やれ~』ってなって。最初は小島(満菜美)選手と話していて、その後に宮部(藍梨)選手が流れを作ってくれた。こういう時にはわりとやらされやすいかもしれないです(笑)。めちゃくちゃ緊張しました」。早くも度胸とムードメーカーぶりを漂わせた。

 秋田北高出身、今季はAstemoリヴァーレ茨城で活躍した身長177センチのアウトサイドヒッター。自身の強みを「チームを下から支えるプレーと、色々なポジションができるところ」と話す。日本代表には初選出となり、「今日の会見で『いよいよ自分がこの舞台に立ったんだな』と思った。これからどんどん成長していきたい」と実感を込めた。

 印象に残っているのは、木村沙織、狩野舞子らを擁して12年ロンドン五輪で銅メダルを獲得した日本代表の選手たち。「ロンドンオリンピックや世界バレー、ワールドカップをものすごく観ていて憧れだった」。当時は小学5年生。そこから13年、日本のトップカテゴリーに辿り着いた。

「世界と戦うにはもっと高さもパワーもスピードも必要なので、フィジカル面を強化したい。ダイナミックさと上手さを兼ね備えた選手になりたい」

 昨夏のパリ五輪を終え、チームは28年ロス五輪へ向けて新たなスタートを切った。6月にはネーションズリーグ、8月には世界選手権が控える。巧みなプレーと持ち前の明るさで新しい風を吹かせる。

(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)

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