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全国4強でも「低迷」と言われた帝京大 名将・岩出監督がV9以降に求めた「健全」の精神

全国大学ラグビー選手権決勝が9日、東京・国立競技場で行われ、帝京大が27-14で明大を下した。5トライを奪い、前人未到の9連覇を果たした2017年度以来、4大会ぶり10度目の復活優勝。1年時に連覇が途絶え、優勝の味を知らない今の4年生は最後の年に栄冠を手にした。1996年の就任から一時代を築いた名将・岩出雅之監督は試合後の会見で退任を発表。最高の結果で締めくくり、帝京大の監督生活に別れを告げた。後任は近く発表予定。

優勝インタビューに答える帝京大の岩出雅之監督【写真:中戸川知世】
優勝インタビューに答える帝京大の岩出雅之監督【写真:中戸川知世】

全国大学ラグビー選手権決勝

 全国大学ラグビー選手権決勝が9日、東京・国立競技場で行われ、帝京大が27-14で明大を下した。5トライを奪い、前人未到の9連覇を果たした2017年度以来、4大会ぶり10度目の復活優勝。1年時に連覇が途絶え、優勝の味を知らない今の4年生は最後の年に栄冠を手にした。1996年の就任から一時代を築いた名将・岩出雅之監督は試合後の会見で退任を発表。最高の結果で締めくくり、帝京大の監督生活に別れを告げた。後任は近く発表予定。

 号泣するキャプテンの姿が、冷静沈着な63歳の指揮官を熱くした。細木康太郎主将(4年)は場内インタビューで想いを吐露。苦労を知る岩出監督も目を潤ませた。試合後の会見。心のざわめきを明かした。

「彼(細木)が喋る前は淡々とした自分自身のドライな部分を感じていたけど、自然に涙が出る彼の素直さに対して、そばにいる身として、僕自身の気持ちに彼の魅力が入ってきた。優勝している喜びを素直に出している彼の姿に感じるものがありました。10回優勝していろんな想いがあるけど、細木の涙のインタビューを聞くとそこに一番グッとくる」

 日体大でプレーした後、高校日本代表監督などを経て96年に帝京大監督に就任。09年度に創部40年目で初の大学日本一に導き、以降は9連覇を成し遂げた。キャプテンに退任を伝えたのは「2、3日前」。他の部員には「マインドに影響を与えたくなかった」と決勝後のロッカールームで報告したという。

 2018年度、無敵を誇ったチームは10連覇を逃した。18、20年度はベスト4に進んでも、受けた評価は「低迷」。覇権奪回に向けて見直したのは、ラグビーだけじゃない。人として自分を律し、真摯に競技と向き合える環境づくりから選手たちに求めた。

「もう一度学生たちの心身の充実、健全な生活とラグビー活動をつくっていけるようにしてきた。特にこの2年はコロナ禍になったから。『強化』というより『健全』。勝った、負けただけじゃなく、生活からです。学生たちも最初はイメージができなくてストレスもあったと思うけど、我々が言わなくてもできるようになった。個人がやるべきことと集団としてやるべきことを意識づけできた。ラグビーにおいてもそういう取り組みは似ている」

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