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大久保、平山らを育てた名伯楽が明かす、高校生がJリーガーになる上で必要な要素

長崎総科大附のエースFW安藤瑞季【写真:編集部】
長崎総科大附のエースFW安藤瑞季【写真:編集部】

小嶺監督が熱弁 Jリーグを戦う上で必要な姿勢

「監督がどうのこうのとか、チームの雰囲気がどうだとか、絶対口にするなと言い聞かせている。監督なんて、下手したら3か月で交代することだってあるんだからね。そしたら、今度は次の監督に従わなければいけないわけで、出来ることは、ただただ自分の力を伸ばすことに注力していくだけ。

 自分の力を磨き続ければ、どこのチームだって通用する。だから、監督のせいにしたり、ソリが合わないだとかじゃない。自分の個を伸ばす努力をしなければ、どこに行ったって何が起きたって、うまくいきやしない」

 昨年の大会でも、長崎の選手たちは「監督は『大久保、平山のような選手は、試合から帰ってきたその日でもボールを蹴っていた』とか、『ルールは決して破らない』だったり、そういう話を選手にしてくれる」と、Jリーグの第一線で結果を残してきたトッププレイヤーの歩みを常に伝授されていることを明かしていた。

 どんな選手でも、18、19歳の年齢でJクラブで出場機会を勝ち取るのは至難の業だ。定位置はおろか、長期間ベンチ外で日々を過ごすことになるかもしれない。それでも、小嶺監督は指揮官やチーム状況に依存せず、一貫して自分を磨き続けることが、クラブに認められる唯一の道のりであることを教え子たちに伝え続けているのだ。

(THE ANSWER編集部)

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