「オフサイドが分からない」誕生163年、今さら聞けないルールの歴史 起源は「非紳士的」プレーの禁止【W杯トリビア】
地球規模のスポーツの祭典、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会はグループリーグが行われている。「THE ANSWER」は期間中、今さら人に聞けない素朴なギモンに回答する連載「ワールドカップ・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者としてJリーグ開幕前からサッカー取材を続けてきたスペシャリスト・荻島弘一氏が、ズバリ答える。第15回は「オフサイドはなぜ設けられた?」。

連載「ワールドカップ・トリビア」第15回
地球規模のスポーツの祭典、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会はグループリーグが行われている。「THE ANSWER」は期間中、今さら人に聞けない素朴なギモンに回答する連載「ワールドカップ・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者としてJリーグ開幕前からサッカー取材を続けてきたスペシャリスト・荻島弘一氏が、ズバリ答える。第15回は「オフサイドはなぜ設けられた?」。
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Q.オフサイドってなぜあるの?
A.「待ち伏せ」を禁止したから
【解説】
「オフサイドが分からない」。サッカーを見始めた人の多くが口にする言葉です。イングランドで近代サッカーのルールが誕生した1863年からある規則。守備選手がいない相手ゴール前で味方からのパスを待ち、それをゴールすることが「非紳士的」とされたのがもとです。
当初はボールより前の選手はみなオフサイドとされ、前方にパスすることが禁じられていました。ボールより前にいる選手はプレーすることができなかたのです。ボールを持った選手はドリブルで前進し、相手選手にマークにあうと後方の選手にパスを出して相手ゴールを目指しました。今のラグビーと同じです。
ただ、このルールは直後に大幅に見直されます。相手ゴールとボールの間にGKを含めて3人いれば、前方へのパスがOKになったのです。さらに1925年には、3人を2人に緩和。つまり、ゴールラインとパスを受ける選手の間に、GKを含めて相手選手が2人いれば後方からのパスを受けていいことになります。このルールが今も残っています。
かつては、オフサイドポジションにいる選手にパスが出ると線審(現在の副審)が旗を上げて主審に伝えていました。ただ、パスが出た瞬間に選手がオフサイドポジションにいたかは判定が難しく、過去にも多くの「疑惑」がありました。今はテクノロジーが採用され、オフサイドか否かは自動で判定されます。
(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)
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