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【ボクシング】パウンドフォーパウンド(PFP)とは 最新ランキングを紹介

※2021年9月25日更新。ボクシングのパウンド・フォー・パウンド(PFP)について解説。由来は伝説の選手にあり? パウンド・フォー・パウンド歴代最強ボクサーたちを紹介。さらに、リング誌最新PFPランキングを掲載。”モンスター”井上尚弥は何位?

世界最強ランキングに名を連ねる井上尚弥【写真:AP】
世界最強ランキングに名を連ねる井上尚弥【写真:AP】

パウンド・フォー・パウンド(PFP)とは

 ボクシングや総合格闘技、キックボクシングなどの格闘技において全階級で体重差のハンデがない場合、誰が最強であるかを指す称号。権威ある米専門誌「ザ・リング」の初代編集長ナット・フライシャーによって、1950年代初期に造られた用語である。Pound for pound=PFPまたP4Pと略される。

 多くの格闘技は体重別に階級が分かれており、自分の体重と近い対戦相手と試合をし、優劣を競う。特にボクシングの階級はミニマム級~ヘビー級まで全17階級が設定されている。一般的に軽量級ではスピードに優れ、体重が重くなるにつれてパワーが増していく。技量が同程度であれば、体重が重い方が勝つ可能性が高いというのが通説となっている。

 最重量級のヘビー級のチャンピオンが最強ということになるが、ではもし体重差がないと仮定し、全階級のボクサーが同じ条件で戦った場合誰が一番強いのかを示す指標がパウンド・フォー・パウンドである。現在では、多くのメディアが独自のパウンド・フォー・パウンドランキングを発表している。

 元々、PFPという言葉は1940年代~50年代にかけて活躍したボクシングの中量級の名王者シュガー・レイ・ロビンソン(米国)の強さを称える愛称として生み出されたとされる。ロビンソンは現代においても、多くの識者から「オールタイム・パウンド・フォー・パウンド」=史上最高のボクサーと認められている。

 階級について詳しくは以下の記事で解説しています。


フロイド・メイウェザーJr.も最強選手のひとりだった【写真:AP】
フロイド・メイウェザーJr.も最強選手のひとりだった【写真:AP】

パウンド・フォー・パウンド(PFP)歴代最強ボクサーたち

 その後はシュガー・レイ・レナード(米国)、ロベルト・デュラン(パナマ)、トーマス・ハーンズ(米国)、マービン・ハグラー(米国)といった中量級ファイターが、80年代中盤~90年頃まではマイク・タイソン(米国)が、90年代中盤~2000年代初頭まではロイ・ジョーンズJr.といった名前がPFP最強として挙がっていた。

 その後はフロイド・メイウェザーJr.(米国)、マニー・パッキャオ(フィリピン)、ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)らがPFP最強と評価され、2015年にはローマン・ゴンサレス(ニカラグア)が軽量級として異例のリング誌のPFP1位の座につくこともあった。

 ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)、アンドレ・ウォード(米国)らがPFP最強と称され、現在ではサウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)、テレンス・クロフォード(米国)、井上尚弥(日本=大橋)らが最強ボクサーの議論の対象となっている。

 日本人では2015年に山中慎介がリング誌のPFPで日本人初の10傑入り。ほかに内山高志、井上、井岡一翔と現在までに計4人が10位までにランクインしている。

PFPの本家は専門誌「ザ・リング」だ
PFPの本家は専門誌「ザ・リング」だ

どのメディアのパウンド・フォー・パウンド(PFP)が有名?

 パウンド・フォー・パウンドの本家は1922年創刊の「ザ・リング」。また米スポーツ専門局「ESPN」のPFPは記者による投票制で、選考過程に透明性があることでも知られている。他にも全米ボクシング記者協会(BWAA)や、トランスナショナル・ボクシング・ランキング委員会(TBRB)などが影響力を持っているようだ。ここでは、リング誌とESPNの最新PFPランキングを紹介する。

リング誌のPFPで頂点に立つサウル・アルバレス【写真:Getty Images】
リング誌のPFPで頂点に立つサウル・アルバレス【写真:Getty Images】

リング誌パウンド・フォー・パウンド(PFP)最新ランキング

1位 サウル・アルバレス(メキシコ)
2位 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
3位 井上尚弥(日本)
4位 テレンス・クロフォード(米国)
5位 ジョシュ・テイラー(英国)
6位 エロール・スペンスJr.(米国)
7位 テオフィモ・ロペス(米国)
8位 ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
9位 ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
10位 井岡一翔(日本)

ESPNのPFPでも上位に入るテレンス・クロフォード【写真:Mikey Williams/Top Rank via Getty Images.】
ESPNのPFPでも上位に入るテレンス・クロフォード【写真:Mikey Williams/Top Rank via Getty Images.】

ESPNパウンド・フォー・パウンド(PFP)最新ランキング

1位 サウル・アルバレス(メキシコ)
2位 テレンス・クロフォード(米国)
3位 井上尚弥(日本)
4位 エロール・スペンスJr.(米国)
5位 テオフィモ・ロペス(米国)
6位 タイソン・フューリー(英国)
7位 ジョシュ・テイラー(英国)
8位 ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
9位 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
10位 ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)

(THE ANSWER編集部)

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