アジア杯

　カタールで開催されているサッカーのアジアカップ（杯）で日本代表は1月31日、16強でバーレーンに勝利した。準々決勝はイランと対戦。日本人ファンの間では「何年経ってもヘッドロックかけられてイエローカード貰う長友不憫すぎる」と、乱闘騒ぎが起きた5年前の直接対決が改めて話題に。当時の画像もSNS上で拡散している。

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　イラン選手の“ヘッドロック”に長友佑都が顔をしかめた。

　事件が起きたのは、前回2019年大会の準決勝。日本が3-0とリードした試合終了間際に、フラストレーションを溜めたイランFWサルダル・アズムンが判定に怒り。間に入った柴崎岳の顔面を引っ叩くと、乱闘騒ぎに発展した。長友もエフサン・ハジサフィに後ろからヘッドロックのような形で手をかけられると押し返して抗議。最終的にはアズムンと、被害者ともいえる長友にイエローカードが出された。

　31日、日本戦の後に行われた決勝トーナメント1回戦最後の試合で、イランは退場者を出しながらもPK戦の末にシリアに勝利。日本戦が決まった。Xでは、柴崎が顔を掴まれる瞬間とともに、長友が相手に絡まれた瞬間の画像も拡散。8強で再び対戦するイランに対し、5年前の因縁を想起する日本のファンが相次いだ。

「何年経ってもヘッドロックかけられてイエローカード貰う長友不憫すぎる」
「なぜか長友にイエロー出たんだよな….」
「長友ヘッドロックされてイエロー貰ったやつがイラン戦だったかｗ」
「前回大会の長友のイエローは理不尽すぎて笑ったの覚えてる」
「ヘッドロック喰らったのにイエロー貰った長友」
「長友首絞められただけでイエロー貰ってるんだよね」
「長友のヘッドロック被害からの謎イエロー」

　試合後、長友は自身のツイッター（現X）を更新。「終了間際の乱闘は腹立ったけど、さっきエレベーターでイランの選手と一緒になり、昨日はごめんねって謝ってきた。自分も挑発したから謝った。熱くなってたものがすっと消えた」と説明。「ピッチ上は国を背負いプライドがぶつかり合う。ピッチ外では同じ人間で仲間だ。スポーツの素晴らしさを感じた瞬間」と振り返っていた。

　前回大会では、準決勝でイランを下した日本は、決勝でカタールに敗れて準優勝だった。イランは、シリア戦でエースFWメフディ・タレミが退場。3日の日本戦は出場停止となった。