[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

吉田 宏の記事一覧

  • “町長”は慶大ラグビー部元主将 仮想空間「丸の内15丁目」が“にわか”の心を掴む理由

    2022.03.02

    慶應義塾大蹴球部(ラグビー部)で、創部100周年のシーズンに大学日本一を果たした高田晋作主将だったが、日本有数のビジネス街である丸の内を企業戦士として駆け回るなかで、不思議な巡り合わせによって再び楕円球と向き合うことになった。その舞台は、大学ラグビーから世界の祭典ラグビーワールドカップ(W杯)へ。2019年日本大会は、グラウンドではなく仮想空間「丸の内15丁目プロジェクト」の中心メンバーとして、大会の成功とラグビーの盛り上げを後押しした。後編では、大学卒業後に入社したNHKを5年で辞め、三菱地所に転職した高田氏が、ビジネスマンとして丸の内15丁目プロジェクトに携わるなかで認識したラグビーの価値、そしてラグビーと共生しながら創る社会の可能性を語ってもらった。(取材・文=吉田 宏)

  • 創部100周年で大学日本一 慶大ラグビー部元主将の運命的キャリア、就職5年で訪れた転機

    2022.02.25

    東京駅と皇居に挟まれる丸の内。日本経済を支えてきた企業が居並び、今はショッピング街としての様相も見せる界隈には、地図にはない街が存在する。「丸の内15丁目」。三菱地所株式会社が、運営する丸ビルを“リアル”の足場に、バーチャルも交えながら繰り広げるプロジェクトで、2019年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会とリンクしながら“街作り”を繰り広げてきた。

  • NZ代表スターに未来の“桜戦士”候補3人 リーグワン開幕3節で躍動した外国人選手たち

    2022.01.28

    日本ラグビーの構造改革を目指して開幕した「リーグワン」は、コロナ感染、薬物問題と苦難を抱えながらディビジョン1が第3節までを終えた。当節までに予定されていた18試合中8試合が選手などの感染、濃厚接触のために中止。チーム、関係者、ファンも不安を抱えながらの戦いが続くが、試合では日本最高峰の舞台にふさわしいプレーが披露されている。今回はリーグ開幕3節までで存在感を放った、外国人選手のパフォーマンスを振り返る。(文=吉田 宏)

  • リーチ絶賛の“エース候補”に秘密兵器も… ラグビー新リーグで輝く次代の“桜戦士”7選

    2022.01.27

    日本ラグビーの構造改革を目指して開幕した「リーグワン」は、コロナ感染、薬物問題と苦難を抱えながらディビジョン1が第3節までを終えた。当節までに予定されていた18試合中8試合が選手などの感染、濃厚接触のために中止。開催率は55.6%となり、公式には発表されていないが関係者内で開催の目安と考えられる50%に刻々と近づいている。チーム、関係者、ファンも不安を抱えながらの戦いが続くが、ゲームに目を向ければ日本最高峰の舞台で選手が才能と技を発散し続けている。ここでは第3節を終えて、ピッチ内で輝いた次世代の新たな力を紹介する。(文=吉田 宏)

  • 突き動かす亡き親友・平尾誠二への思い 日本ラグビーの未来担うリーグワン理事長の情熱

    2022.01.02

    異色のビジネスマン玉塚元一理事長(ロッテホールディングス代表取締役社長)が、陣頭に立って、2022年1月7日の開幕へ向けて準備を進める「NTTジャパンラグビー リーグワン」。日本ラグビーの構造改革とも期待される新リーグで、玉塚理事長は何に取り組み、何を実現したいのか。ラグビーへの恩返しの思いとともに、経営者の視点から見る日本ラグビーの課題と未来のあるべき姿を語ってもらった。(取材・文=吉田 宏)

  • 慶大ラグビー部時代に伝説の決戦 ロッテ社長など歴任したリーグワン理事長の異色の人生

    2022.01.01

    国内ラグビーの新リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」が、2022年1月7日に開幕する。21年5月で幕を下ろしたトップリーグからバトンを受けた新リーグは、ディビジョン(3部)制などフォーマットの刷新に加えて、参入チームには将来的なプロ化を見据えた事業化、ホストエリアとの連携や普及育成機関の充実を求めるなど、日本ラグビーの構造改革に挑戦する。

  • ラグビー新リーグの最強軍団、埼玉ワイルドナイツ 坂手淳史主将が語る初代王者への戦略

    2021.12.23

    国内ラグビーの新リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」の開幕直前メディアカンファレンスが20日、東京・丸ビルホールで行われ、参入24チームの主将・代表選手が意気込みを語った。来年1月7日、国立競技場での開幕戦を戦うチームに選ばれたのは、埼玉パナソニックワイルドナイツとクボタスピアーズ船橋・東京ベイ。リーグワンの前身トップリーグ(TL)最後の王者で、初代王者の最右翼に挙げられる埼玉は、新リーグ開幕へ向けたプレシーズンマッチでも圧倒的な強さを見せている。“野武士軍団”を引っ張る主将のHO坂手淳史が考える新リーグの魅力と注目ポイント、そして初代王者への手応えを聞いた。(取材・文=吉田 宏)

  • 大学ラグビー日本一の行方 “本命”帝京を追う早稲田&明治、関西勢の連覇なるか

    2021.12.10

    12月5日の早明戦を終えて、大学ラグビーは地域リーグから全国大学選手権へとステージを切り替えた。すでに地方リーグチームが出場する1、2回戦を終了。朝日大(東海リーグ1位)が勝ち上がった12日の3回戦には、関西リーグ4位の同志社大が登場して、上位校の戦いがスタートする。昨季王座を掴んだ天理大ら関西大学リーグ勢の連覇はあるのか、それとも関東大学対抗戦グループで3季ぶりの優勝を果たした帝京大の捲土重来か。その帝京を追う早稲田大、明治大ら伝統校の巻き返し、悲願の日本一を目指す関東大学リーグ戦の雄・東海大の挑戦と、注目チームには事欠かない。各校の注目選手にもスポットを当てながら、大学日本一を賭したノックアウトトーナメントの行方を展望する。(文=吉田 宏)

  • ラグビー日本代表2021年総括 フランスW杯まで残り22か月、「1勝5敗」の結果が示す課題

    2021.11.26

    ラグビー日本代表は、11月20日に英国エディンバラで行われたスコットランド戦(20-29)で2021年シーズンの戦いを終えた。新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で、ベスト8に躍進した2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会以来となる活動となった今年は、テストマッチ通算1勝5敗。世界ランキング19位のポルトガルは辛うじて退けたが(11月13日/38-25)、世界トップ8クラスの“ティア1”諸国からの勝利は果たせなかった。

  • ラグビー日本代表、苦戦に見えた光明 デビュー戦初トライの24歳中野将伍が示した可能性

    2021.11.17

    ヨーロッパ遠征中のラグビー日本代表は、現地時間13日(日本時間14日)にポルトガル代表を38-25で下して、2年ぶりの勝利を手にした。今年に入って行われたテストマッチの連敗を「4」で止めたものの、開幕まで2年を切った2023年ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会で掲げるベスト8突破という目標に向けて多くの課題を露呈しながら、20日のスコットランドとの今年最終戦へ準備を進める。苦闘の中で、テストマッチ初陣のCTB中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)がデビュー戦トライをマークするなど、新たな上積みという収穫も手にした日本代表。ポルトガル・コインブラでの勝利から、2年後のフランスへ向けて日本代表はどこまで前進できたのかを読み解く。(文=吉田 宏)

  • ラグビー日本代表、5-60完敗の真相 アイルランドで“ダブリンの屈辱”はなぜ起きたか

    2021.11.10

    ラグビー日本代表は、ヨーロッパ遠征第1戦(6日、ダブリン)でアイルランド代表に5-60で完敗した。2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会では19-12と初勝利を挙げ、今回と同じダブリンで行われた今年7月の対戦でも31-39と競り合った相手に、よもやの大敗。これで日本は、南アフリカ代表に敗れた2019年W杯準々決勝から5連敗と試練が続く。新型コロナウイルスの影響による強化時間・実戦不足、新たな戦力の発掘など様々なハードルがある中で、アイルランドの予想を超えた戦い方に9トライを奪われ屈した。2023年のラグビーW杯で、前回大会のベスト8超えを目指し強化を進める日本だが、世界がさらに進化していることを見せつけられた格好だ。この“ダブリンの屈辱”から読み取れる日本の課題と可能性を検証する。(文=吉田 宏)

  • ラグビー日本代表、善戦の裏に見えた格差 世界ランク3位・豪州戦データが示す課題

    2021.10.29

    国内では2年ぶりとなった10月23日のテストマッチで、ラグビー日本代表はオーストラリア代表に23-32で敗れた。2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で史上初のベスト8進出を果たした日本だが、この日の敗戦で南アフリカに敗れた2年前の準々決勝からテストマッチ4連敗。世界ランキング3位の強豪に残り2分まで4点差のクロスゲームを演じて、ティア1と呼ばれるW杯8強クラスの強豪国とも互角に戦える自力は証明した一方、この日のような接戦を勝ち切れなければ2年後の次回W杯で狙う「準々決勝突破」の壁は破れない。

  • 「日本代表のラグビーは面白い」 稲垣啓太が力説、23年フランスW杯4強への新たな挑戦

    2021.10.08

    日本代表が秋のテストマッチへ向けて活動を再開した。9月29日に宮崎市内に集結したのは代表候補39人と、若手育成枠と位置付けられるナショナル・ディベロップメント・スコッド(NDS)の5人。2019年ワールドカップ(W杯)日本大会以来初の国内でのテストマッチとなるオーストラリア戦(10月23日、大分)、欧州に渡ってのアイルランドらとの3試合に挑む。10月2日に行われたオンライン会見では、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)が、不動のリーダーとしてチームを牽引してきたFLリーチ・マイケル(東芝)に代わり、同じFLのピーター・ラブスカフニ(クボタ)を主将に指名。W杯2大会でキャプテンを務めたリーダーを敢えて替えた決断の理由、そして2年後の次回W杯を見据えてチームが秋の代表戦で目指すものは何か。指揮官、選手たちの言葉から、新生ジャパンが目指すものを読み取る。(文=吉田宏)

  • 「1.7」開幕のラグビー新リーグ「リーグワン」 幹部が掲げる成功への3つのポイント

    2021.10.05

    来年1月に開幕するラグビーの国内新リーグ「ジャパン・ラグビー・リーグワン(LO)」のメディアカンファレンスが4日に行われ、公式戦日程、参入24チームのジャージーがお披露目された。

  • ラグビー日本代表、欧州遠征の見所 司令塔は誰に、“ポスト福岡堅樹”争いも熾烈 

    2021.09.25

    オーストラリア、アイルランドらと4試合を戦う秋の日本代表入りを目指す候補メンバーが9月21日に発表された。候補選手39人、そして育成メンバーのナショナルディベロップメントスコッド(NDS)の5人が、今月29日からの宮崎合宿に集まり、10月15日には正代表に絞り込まれる。コロナ禍の中で2019年ワールドカップ(W杯)日本大会以来の招集となった6、7月の欧州遠征から新たに選ばれたのはわずか6人。将来性を買われたNDS組以外は、戦力の上乗せはほぼなかった。次回2023年フランス大会で掲げるトップ4進出へ、課題となる選手層の厚みをどう増していくのか。キーマンとなる指令塔の座、そしてポスト福岡堅樹を模索するWTBと、注目されるポジション争いから2年後のジャパンの姿を読み解いてみた。(文=吉田宏)

  • お手本は旭山動物園 プロ化したパナソニックはファン獲得のため「全部見せちゃう」

    2021.09.16

    新天地・熊谷でプロ化を推進する埼玉パナソニックワイルドナイツ。前身の三洋電機時代からの苦境も、栄光も知り尽くす飯島均ゼネラルマネジャー(GM)が語るチーム、リーグ、そして日本ラグビーの未来。後編は、チームが目指すものに更に踏み込み、チームの強さの源泉にも及ぶ。(文=吉田宏)

  • ホテル&クリニック併設の“170億円新天地” パナソニックが目指す日本ラグビーの未来

    2021.09.15

    国内ラグビーの新リーグ「ジャパン・ラグビー・リーグワン」は来年1月7日の開幕へ準備を進めている。従来のトップリーグ(TL)からプロ化への段階的な移行を踏まえて発足する新リーグで、初代王者を狙うのが埼玉パナソニックワイルドナイツ。その現場の実質上トップに立つ飯島均ゼネラルマネジャー(GM)に話を聞いた。

  • 東京五輪7人制ラグビー惨敗のワケ 今だから検証したい指導者人事とそのタイミング

    2021.08.26

    東京2020で、前回リオは4位と躍進した7人制ラグビーの男子日本代表は、なぜメダルに届かなかったのか。総括会見からその原因と理由を読み解き、3年後に迫るパリ五輪への課題を検証する後編。今回は、リオ五輪でチームを躍動させた瀬川智広・元ヘッドコーチ(HC)の思い、聞こえてくる選手の本音も交えながら、強化体制の問題点と再建への道筋を考える。(文=吉田宏)

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