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「世界でも珍しい」と海外勢驚き 7人制女子ラグビー「太陽生命シリーズ」の存在価値

女子ラグビーにとってスペシャルなシーズンが、いよいよキックオフを迎える。9月に南アフリカで7人制の、そして10月にはニュージーランドで15人制のワールドカップ(RWC)が相次いで開幕。その後も、2024年パリ五輪への強化にも影響するアジアセブンズシリーズ、年を跨いでの15人制アジア選手権など、日本にとっても重要なビッグマッチが目白押しだ。

2021年大会で総合優勝を果たした、ながとブルーエンジェルス【写真:JRFU】
2021年大会で総合優勝を果たした、ながとブルーエンジェルス【写真:JRFU】

「女子ラグビーの現在地」前編、浅見敬子氏が語る7人制大会の開催意義

 女子ラグビーにとってスペシャルなシーズンが、いよいよキックオフを迎える。9月に南アフリカで7人制の、そして10月にはニュージーランドで15人制のワールドカップ(RWC)が相次いで開幕。その後も、2024年パリ五輪への強化にも影響するアジアセブンズシリーズ、年を跨いでの15人制アジア選手権など、日本にとっても重要なビッグマッチが目白押しだ。

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 その幕開けとして、日本国内では4月23日には「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2022」が開幕する。世界でもユニークな各地を転戦するサーキット大会は、今季から一部大会で参加チーム数が「4」増えるなど進化を続ける。この“セブンズクイーン”を争う大会の魅力と可能性を、日本代表選手、ヘッドコーチ(HC)、そして協会幹部として女子ラグビーを牽引してきた日本ラグビーフットボール協会の浅見敬子副会長(女子15人制日本代表ナショナルチームディレクター)に聞いた。(取材・文=吉田 宏)

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 世界規模でのラグビー“レディースイヤー”に、浅見副会長も決意と期待に胸を膨らませる。

「手探りのなかでやってきた女子ラグビーですけど、以前は何もなかったなかでの手探りが、今はワールドラグビー(国際統括団体)のアプローチや、いろいろなサポートも増えているなかで、それをどう生かしていこう、パズルをどう組み合わせていこうという嬉しい悩みになってきています。日本の女子ラグビー関係者全員でワールドカップへ向かっていきたいという思いです。代表チームだけで頑張るというよりも、皆さんに支えられているという思いで、しっかりと結果を出していきたい」

 浅見副会長が語る「いろいろなサポート」。そのなかでも、日本の女子ラグビーの成長を後押ししてきたのが、4月23日、24日の第1戦・熊谷大会で幕を開ける太陽生命シリーズだ。

「日本で唯一の女子7人制のサーキット大会は、国内の普及と発展の礎となっています。ワールドカップへ向けて女子ラグビーの今年度の火ぶたを切るのが、この太陽生命シリーズ。ぜひ多くの皆さんに注目していただきたい」

 2014年に誕生した大会は、コロナ禍の困難を乗り越えて今季で8回目の開催となるが、発足当初からチャレンジングな大会フォーマットを導入して走り出した。浅見副会長が「他の国の国内大会では、ほとんどない」と語るように、この大会はワールドラグビー・セブンズシリーズ(WSS)と同じフォーマットを取り入れて誕生した。女子7人制が盛んな国でも、国内大会ではクラブや地域主催の単一大会が多いなかで、当時はまだ強化が進んでいなかった日本の女子ラグビー界が、複数の大会を国内で転戦するサーキット制を導入。企画段階から、世界へ向けた強化という視野を持っていたのだ。

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浅見敬子

日本ラグビーフットボール協会副会長(女子15人制日本代表ナショナルチームディレクター) 
1977年3月4日生まれ、東京都出身。日体大在籍時の1996年に15人制女子日本代表に初選出。ニュージーランドへのラグビー留学も経験し、2004年からは7人制女子日本代表でも活躍した。07年の引退後は女子日本代表のコーチとなり、12年からは7人制女子日本代表ヘッドコーチとして16年リオデジャネイロ五輪出場に導いた。現在は日本ラグビーフットボール協会副会長、女子15人制日本代表のナショナルチームディレクターを務める。

吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19年と6大会連続で取材。

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