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企業の男性「家、来ない?」透けた性的な下心 「私の競技を汚される」アスリートとして貫いた矜持――フィンスイミング・松田志保「女性アスリートとスポンサー」

松田は次世代のフィンスイマーのために戦い続けていく【写真:松橋晶子】
松田は次世代のフィンスイマーのために戦い続けていく【写真:松橋晶子】

次世代のフィンスイマーのために「もうちょっとアスリートとして、生きていきたい」

 32歳。これからも仕事と両立しながら競技を続けていく。「もうちょっとアスリートとして、生きていきたい」というのが本音。それは自分と同じように困る次世代のフィンスイマーが一人でも減ってほしいから。

「私は普通に働いて、生きているだけなんで。フィンスイミングで生計は立てられてない。もうちょっと露出が増えればと思うし、なんでも仕事はやりたいけど、機会がないので。テレビやラジオも出たいんですけど……どうやったら、出られるんですかね?」と笑った。

 選手としては「世界選手権でメダルを獲りたい。それが一番の目標。自己ベストが出せると思っているうちはやめる必要もない。いつまで現役をやるかは考えてはないですが、頑張れるだけ頑張っていく」と泳ぎ続ける。

 フィンスイミングの未来が今よりもっと、輝いていることを願って。

(「THE ANSWER的 国際女性ウィーク」最終日はバスケットボール・馬瓜エブリンが登場)

【フィンスイミング・松田志保さんの「人生で救われた、私のつながり」】

「谷川哲朗さんと会わなかったらフィンスイミングをやっていない。なんとなく声をかけてくれた大学に行って、競泳をやっていただけだけど、大体大に行って良かったと思うので、自分が選んできたものは間違っていなかった。あとは支援していただいているスポンサーさん。皆さんのおかげで生きていける。今、支援をいただいているのは同じ時期に始まっているので、あの時に頑張ったから今があると思う。そのおかげで徐々に増えていって支援をいただいているので、感謝しかありません」

 ※「THE ANSWER」では今回の企画に協力いただいた皆さんに「あなたが人生で救われたつながり」を聞き、発信しています。

■松田 志保 / Shiho Matsuda

 1991年5月27日生まれ。兵庫県出身。小学3年で水泳を始め、須磨学園高(兵庫)ではジュニアアリンピックやインターハイで活躍。大体大4年でフィンスイミングと出会う。卒業後、水泳指導をしながら競技を続ける。2018年7月世界選手権50メートルビーフィンで念願の決勝進出を果たし、日本記録を更新した。リレー、短水路種目などを合わせて12種目で日本記録を保持。SNSはYouTube、X、インスタグラム、Facebookを運用し、公式サイトで個人・企業からの支援を募集している。

【YouTube】https://www.youtube.com/channel/UCmAiwM3fJz5AUHxfh5j66LA
【X】https://twitter.com/527shiho
【Facebook】https://www.facebook.com/527shiho
【Instagram】https://www.instagram.com/527shiho

(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)


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