黒髪&ノーメイクはもう昔? 陸上インカレで聞いた、変わる女子アスリートのオシャレ事情「スタート前にみんな鏡でリップを…」
容姿に気を配ることで「モチベーションが上がる」
そもそもアスリートが容姿に気を配ることは、競技へどのような影響を与えると考えているのか。
【特集】「タブーなしで考える女性アスリートのニューノーマル」 THE ANSWER的「国際女性ウィーク」特設サイトはこちら
「気合が入る」「テンションが上がる」「手元が可愛いだけでモチベーションが上がる」など、内面の変化が競技の好影響に。対校戦のインカレでは大学のカラーでネイルをしたり、チームで柄を揃えたり、学生スポーツならではの団結力の向上にもつながる。一方で「気を引き締めるために髪染めはやめた」と話す選手もいた。
五輪や世界陸上では超人的なパフォーマンスとともに、着飾る選手が注目される。ド派手なウィッグをつけるトップスプリンターのシェリーアン・フレイザープライス(ジャマイカ)や煌びやかなネイルがトレードマークのシャカリ・リチャードソン(米国)、母国のカラーをイメージしたアイメイクをした走り高跳び五輪金メダリストのヤロスラワ・マフチク(ウクライナ)などが大きな話題を呼んだ。
「オシャレするなら練習を」――。日本ではアスリートにそんな価値観を抱く人もいる。ただ、令和のスポーツ界は高校球児の強制的な丸刈りが減少するなど変化してきた。制限の是非はあるにせよ、日本のスポーツ界でも新たな動きが見えてくるかもしれない。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)