「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」準々決勝

　野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）日本代表は、16日に準々決勝のイタリア戦を迎える。14日は東京Dで公式練習に臨んだが、1次ラウンドで敗退したチェコ共和国代表のフィリップ・スモラ内野手らが会場を訪れた。大谷翔平投手からサインボールをもらってお満悦。嬉しそうにボールを見せる動画を海外メディアが公開した。ネット上では、日本人ファンが「夢が叶って良かったね」と反応している。

【注目】応援のプロが楽しみにする『チアスタ！』での交流　チアリーダーHARUKAさんの想い

　実に柔らかい笑みを浮かべた。私服を着たスモラはカメラの前に登場。左手にはボールを持っている。書かれていたのは「16」と背番号の入った大谷のサイン。少年のように嬉しそう笑った。

　14日に動画をツイッターに公開したのは、シンガポールを拠点にスポーツ映像を制作する「SNTV」の編集担当スティーブ・ムーア氏。大谷の粋な対応が生まれ、文面で「フィリップ・スモラ三塁手は今日、チームメート数名と東京でショウヘイ・オオタニと対面し、彼のサイン入りボールを手に入れた。スモラはWBCでの一週間を終え、会計士の仕事に戻るため今夜帰国の途に就く予定です」と紹介した。

　スモラの様子がツイッター上で拡散。日本人ファンの中では「仕事の活力になるだろう」「夢が叶って良かったですね」「なんと言う神対応!!　これをきっかけにチェコの野球が強くなるといいね」「サイン貰えたようで良かった」と話題を集めている。

　チェコは11日に日本と対戦。敗れたものの、途中まで善戦を演じたほか、相手に敬意を払い、全力プレーで爽やかな戦いぶりを見せて日本人ファンからも大きな歓声を浴びていた。三塁手のスモラは、日本戦で大谷が走者として三塁に来た時、会話を交わしていた。