初心者ランナー、なぜふくらはぎがパンパンに? 走り方を改善する2つの“股関節トレ”を指南
走る前の「片脚ヒップリフト」で骨盤安定
ランの際、股関節をよく動かすためには、大殿筋や中殿筋に刺激を入れる「片脚ヒップリフト」がおすすめです。
やり方は、床にあお向けになり、右脚は膝を立てて、左脚は膝を軽く曲げて高く上げます。そして、右足の裏で床を押しながら、4秒かけてお尻を持ち上げ、4秒かけてお尻を床に下ろす。この動きを、左右の脚を入れ替えて各5回、走る前のウォーミングアップに加えましょう。骨盤が安定し、歩幅が広がる感覚が得られます。
また、ドローインも、ウォーミングアップの時にアクティベーションとして取り入れると、走り始めの時に体幹が使えるようになります。すると体が安定して動きやすくなり、腰への負担も少なく感じられるでしょう。
体幹を鍛えて下半身の動きと連動できれば、股関節への負荷は抑えられ、股関節と下半身の大きな筋肉を使って走れるようになります。すると自然とスピードも上がりますし、今よりも楽に走れるようになります。
もちろん、股関節の違和感や痛みを予防することにもつながるので、ランやレースを長く楽しむことができますよ。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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