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サッカー発祥国はイングランドではなく…中国? FIFAが2001年に正式認定、アジア戦略の一環と物議も【W杯トリビア】

地球規模のスポーツの祭典、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会は、ベスト16の戦いに突入。「THE ANSWER」は期間中、今さら人に聞けない素朴なギモンに回答する連載「ワールドカップ・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者としてJリーグ開幕前からサッカー取材を続けてきたスペシャリスト・荻島弘一氏が、ズバリ答える。第24回は「サッカー発祥国はイングランド?」。

決勝トーナメントでブラジルと対戦した日本代表【写真:ロイター】
決勝トーナメントでブラジルと対戦した日本代表【写真:ロイター】

連載「ワールドカップ・トリビア」第24回

 地球規模のスポーツの祭典、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会は、ベスト16の戦いに突入。「THE ANSWER」は期間中、今さら人に聞けない素朴なギモンに回答する連載「ワールドカップ・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者としてJリーグ開幕前からサッカー取材を続けてきたスペシャリスト・荻島弘一氏が、ズバリ答える。第24回は「サッカー発祥国はイングランド?」。

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Q.サッカー発祥国はイングランド?

A.公式には中国が起源

【解説】

 近代サッカーは19世紀、イングランドで誕生しました。それまでバラバラだったルールを統一し、競技を統括する協会(FA)を設立したのが1863年。それが、世界中に広まりサッカー(フットボール)として行われています。ただ、ボールを集団で蹴るというスポーツはルール化以前にも世界中で行われていました。

 8世紀ごろの中世イングランドでは戦勝の時、敵将の首を切り落として祝っていました。これが一般にも広がって祭りとして定着。隣り合う町同士が首の代わりにボールを使い、相手の町の門まで運ぶ「モブフットボール」が行われていました。

 イタリアでは「蹴る」を意味する「カルチョ」が行われていました。競技場の中で多くの人がボールを奪い合うスポーツで、ケガ人が続出する激しいもの。現在も「祭り」の一環などで行われています。

 中国では紀元前からボールを蹴って競技場の両端に設置された門を通す「蹴鞠(けまり)」がありました。日本にも伝わり、平安時代の貴族の遊びとして行われていました。

 起源には諸説ある中、FIFAは2001年に正式に「中国に端を発する」と認定。もちろん、イングランドなどからは反発もあり物議をかもしましたが、当時はFIFAのアジア戦略の一環とも言われました。発祥の地とされたのは山東省の淄博(しはく)市。同市には「サッカー博物館」が設置されています。

(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)

荻島 弘一

1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

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