【W杯】なぜ口を隠すだけで一発レッドに? パラグアイ10番に初適用、きっかけはCLの人種差別行為
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会は19日(日本時間20日)、グループD第2節のトルコ―パラグアイ戦がサンフランシスコ・ベイエリア・スタジアムで行われ、パラグアイが1-0で勝利した。一方で、パラグアイの10番ミゲル・アルミロンが前半アディショナルタイムにレッドカードで退場となった。今大会からの新ルールが初適用。口を隠すだけでレッドカードになる理由とは。

パラグアイのアルミロンがトルコ戦で退場に
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会は19日(日本時間20日)、グループD第2節のトルコ―パラグアイ戦がサンフランシスコ・ベイエリア・スタジアムで行われ、パラグアイが1-0で勝利した。一方で、パラグアイの10番ミゲル・アルミロンが前半アディショナルタイムにレッドカードで退場となった。今大会からの新ルールが初適用。口を隠すだけでレッドカードになる理由とは。
パラグアイが1-0とリードして迎えた前半アディショナルタイム。ファウルでプレーが止まったところで両チームが小競り合いになった。その後、VARが介入。アルミロンが相手選手に向かい、片手で口元を隠すような仕草をしていたことが発覚した。主審は「口を覆っていた! 判決はレッドカードだ!」と力強く宣言してレッドカードを高々と掲げた。
この新ルールが決まったのは4月のこと。英公共放送「BBC」によると、カナダ・バンクーバーで行われた国際サッカー評議会(IFAB)の特別会議の中で提案・承認されたという。大きなきっかけとなったのは、2月のUEFAチャンピオンズリーグで、ベンフィカのジャンルカ・プレスティアーニ(アルゼンチン)がレアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル)に対して取った行動だ。
プレスティアーニはシャツで自分の口を隠しながら、ヴィニシウスに対して何か話しかけた。この行為が人種差別にあたるとして、UEFAから1試合の暫定出場停止処分が下された。さらにUEFAの調査で同性愛嫌悪的な行為が発覚し、6試合の出場停止処分が下された。
BBCによると、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は「もし選手が口を覆って何かを言い、これが人種差別的な結果を持っているとすれば、明らかにその選手は退場になるべき。言うべきじゃないことを言ったという推定があってしかるべき。そうでなければ、口を覆う必要などないのだから。隠すべきものがないなら、何かを言うときに口を隠すな。それだけだ」と説明している。
(THE ANSWER編集部)
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