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W杯中継の新ルールで「MAX1.2億円」大儲け 選手から不満も…給水タイム→CM挿入で変わる広告収入

サッカーの北中米ワールドカップ(W杯)で導入されたハイドレーションブレイク(給水タイム)により、中継放送局は多額の広告収入を得ることに成功したようだ。米メディアはその詳細を伝えている。

オランダと2-2で引き分けた日本代表【写真:ロイター】
オランダと2-2で引き分けた日本代表【写真:ロイター】

米スポーツメディアが報道

 サッカーの北中米ワールドカップ(W杯)で導入されたハイドレーションブレイク(給水タイム)により、中継放送局は多額の広告収入を得ることに成功したようだ。米メディアはその詳細を伝えている。

 米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は「W杯の放送局はいかにして給水ブレイクを活用しているのか? そして、それらは定着する可能性があるのか?」との見出しで記事を掲載。導入背景や具体的な広告収入にまで踏み込んだ。

 大会初導入の給水ブレイクでは、前後半各45分の22分を経過したあたりで3分間、試合が中断。選手は水分補給や短い休息を取ることが可能になったが、日本では民放やスポーツチャンネル「DAZN」による配信の場合、テレビの試合中継画面は一旦切り替わり、CMが挟み込まれる。

 国際サッカー連盟(FIFA)は「大会における選手の福祉への取り組みの一環」として導入したことを主張。ただ、記事では「米国のFOXスポーツを含む世界中の多くの放送局がその時間帯にコマーシャルへと切り替えていることから、これにはFIFAの公式発表以上の思惑があるように見受けられる」としてその仕組みに言及した。

「前後半のそれぞれに臨時のコマーシャル休憩をねじ込むチャンスは、メディア企業に収益源を拡大する手段をもたらす。それは将来の放映権価値を押し上げることができるため、当然ながらFIFAにとっても利益となる」

 記事では世界最大の米経済紙「ウォールストリート・ジャーナル」に掲載された内容として、ある広告バイヤーが語った広告収入額を紹介。30秒間のCMにおいて「一部のブランドにおよそ20万ドル(約3210万円)の費用がかかる」とされるが、米国代表チームがプレーしている際には「約75万ドル(約1億2000万円)にまで跳ね上がる」という。

 放送局側が莫大な儲けを得る一方、試合中継が一時的に分断される仕様に賛否の声が噴出。日本戦後、オランダ代表ファン・ダイクが「毎回CMが入るのはあまり好きになれない」と不満を示したことが英公共放送「BBCスポーツ」でも伝えられた。

 記事でも「今夏のW杯における最大の議論の的の一つとなっており、ヴィルジル・ファン・ダイクやマウリシオ・ポチェッティーノといった面々からの批判を浴びている」と、現状をはっきりと描写していた。

(THE ANSWER編集部)



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