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海老沼匡、73キロ級初Vに男泣き 階級変更後は銀続き「何が悪いか自問自答した日々」

東京五輪代表選考会の一つとなっている柔道グランドスラム(GS)大阪大会の第2日が23日、丸善インテックアリーナ大阪で行われ、男子73キロ級の海老沼匡(パーク24)が決勝で2017年世界選手権覇者の橋本壮市(パーク24)をゴールデンスコア方式の延長戦で抑え込みで一本勝ち。同級では大会初優勝に輝いた。66キロ級だった09年大会以来10年ぶりの大会制覇。欠場したリオ五輪金メダルの大野将平(旭化成)が君臨する階級で五輪争いに踏みとどまる結果を残した。

海老沼匡が優勝【写真:Getty images】
海老沼匡が優勝【写真:Getty images】

東京五輪に望みつなぐ優勝「大野選手もいるし、立ち止まっている暇はない」

 東京五輪代表選考会の一つとなっている柔道グランドスラム(GS)大阪大会の第2日が23日、丸善インテックアリーナ大阪で行われ、男子73キロ級の海老沼匡(パーク24)が決勝で2017年世界選手権覇者の橋本壮市(パーク24)をゴールデンスコア方式の延長戦で抑え込みで一本勝ち。同級では大会初優勝に輝いた。66キロ級だった09年大会以来10年ぶりの大会制覇。欠場したリオ五輪金メダルの大野将平(旭化成)が君臨する階級で五輪争いに踏みとどまる結果を残した。


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 死闘の末に73キロ級初優勝を飾った海老沼はテレビインタビューに立つと感極まった様子。「階級を変えて、1回も優勝することできなくて。5、6大会も銀が続いて何が悪いか自問自答した日々だったので。これがゴールじゃないけど、少し前進できたかなと思う」と涙ながらに語った。

 同じパーク24所属の橋本と演じた延長戦の激闘。「同じ所属で毎日練習している相手。手の内も分かっていて、本当に強い選手なので気持ちだけは負けないと意識してやった」と振り返った。東京五輪に向けては「大野将平選手もいるし、まだまだ倒さなくちゃいけない外国人選手いる。立ち止まっている暇はないと思う」と気合を入れた。

 この階級で実力の抜けた存在となっている大野は、10月末の稽古中に左手人さし指を痛めて今大会を欠場。8月の世界選手権を制していたため、今大会で勝てば五輪内定の可能性があった。柔道私塾の講道学舎で大野の先輩となる海老沼は、五輪代表争いに向け、絶対王者・大野のいない間に国際大会で猛アピールした。

 66キロ級で五輪2大会連続銅メダルを獲得した海老沼は、17年夏に73キロ級に階級変更。昨年4月の全日本選抜体重別選手権で初対戦した大野に勝利したが、昨年のGS大阪決勝では敗戦。今年の全日本選抜体重別選手権準決勝でも敗れていた。五輪代表は来年2月までの主要国際大会終了時点の実績で判断されるか、4月の全日本選抜体重別選手権が最終選考会となる。

(THE ANSWER編集部)




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