ドネア、井上尚弥の右目異変に気づかず 死闘を回想「そうなら違う戦法があった」
記事では仕留め切れなかったドネアに辛辣「なぜ後退したのか」
一方で記事では「2ラウンド目でイノウエの目に問題があったのは明らかなことだった。ドネアが右目の眼窩骨と鼻を骨折していることに気づかなかったのは関係ない。自分のケガに気を取られていたのならば、ドネアがイノウエを猛牛のごとく追い詰める事への赤信号となったのであれば理解ができる。彼はイノウエを痛めつけていた、そして彼は以前のアグレッシブさを見せなかった」とドネアのアグレッシブさを欠いた姿勢に疑問符をつけている。
さらにこう続けている。「もしかしたら、これはドネアの年齢か、目の前に何があるかわからなかったかだろう。再度述べるが、もしドネアのトレーナーがイノウエの肉体が限界だったのを見極められなかったのであれば残念なことだ。ドネアのパワーによってイノウエがボロボロだったのは見て取れた。イノウエは古い車がガタガタ道を走行して壊れてゆくのを彷彿させた」と有利な状況にも関わらず、ドネアが攻め込めなかったことを指摘している。
特に9回には右ストレートを井上の顔面にクリーンヒットさせぐらつかせた。この試合での最大のチャンスだったが、「ドネアはイノウエを痛めつけた後、後退しその後もプレッシャーをかけなかった。なぜ突然9ラウンドに及ぶプレッシャーをかけてから後退したのか? 彼のみぞ知る、だ」と振り返っている。
相手の流血というアドバンテージに気付けず、また勝機に決め切れなかったのがドネアの敗因だと、同メディアは指摘していた。
(THE ANSWER編集部)
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