ベッカー氏のサポートを受けるジョコビッチ「すごく貢献してくれている」

　また現在のナンバーワンプレーヤー、ジョコビッチはドイツの英雄、ボリス・ベッカー氏とタッグを組んでいる。

　第1シードとして臨んだウィンブルドンの3回戦では第28シードのサム・クエリー（アメリカ）に大番狂わせを演じられて敗退したが、記事ではジョコビッチがベッカー氏とともに6度のグランドスラム制覇を成し遂げたことを紹介。ジョコビッチが以前、「彼（ベッカー）はすごく貢献してくれている。通常の試合のみならず、ビッグマッチ、ビッグトーナメントでのメンタル的なアプローチをいかにするかというアドバイスを共有しているんだ」と語っていたことも伝えている。

「ブンブン・サーブ」と呼ばれるビッグサーブとダイナミックなボレーを武器に四大大会通算6度優勝を果たしたベッカー氏の観察眼、メンタルコントロールはジョコビッチの成長に大いに役立っている様子だ。

　他にも、17歳でグランドスラム優勝を果たしたマイケル・チャン氏とコーチ契約を結んでいる錦織圭、スウェーデンの貴公子と呼ばれたステファン・エドバーグ氏とアドバイザー契約を結ぶフェデラーらの師弟関係も紹介されている。

　観衆を熱狂させるトップ選手の華麗なプレーの裏にはかつて世界を制覇した名手の経験値が込められている。

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ジ・アンサー編集部●文　text by The Answer

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images