[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

テニストップ選手の躍進の裏に名手の支え 元スター選手がもたらすモノとは

熱戦が続くウィンブルドン。そのテニス界で、かつて世界を席巻した名手たちがスーパースターの活躍を陰ながら支えている。全英オープンテニスの舞台イングランドの衛星放送「スカイ・スポーツ」電子版が「スーパーコーチの躍進」との見出しで特集を組んだ。

20160708_murray_getty

トップ選手の躍進の裏に名手の支えあり

 熱戦が続くウィンブルドン。そのテニス界で、かつて世界を席巻した名手たちがスーパースターの活躍を陰ながら支えている。全英オープンテニスの舞台イングランドの衛星放送「スカイ・スポーツ」電子版が「スーパーコーチの躍進」との見出しで特集を組んだ。

 地元英国のスター、アンディ・マレーは2012年から14年まで契約を結んでいたチェコ出身のイワン・レンドル氏を再びコーチとして招聘した。

 マレーはレンドル氏とのタッグで2012年の全米オープンを制すと、ロンドン五輪男子シングルでは金メダルを獲得。翌13年はウィンブルドン初優勝を果たしたが、これは英国にとっては実に77年ぶりの快挙だった。

 その栄冠への道のりを支えたレンドル氏は現役時代、フォアハンドの強烈なトップスピンを武器に1980年代にテニス界の王座に君臨。ボレーが苦手で天然芝のウィンブルドンでは一度も優勝できなかったが、グランドスラム優勝は8度を数えた。記事ではキャリアのうち5度、年間勝率90パーセントを誇ったことを紹介している。

 そのレンドル氏の再招聘はマレーのメンタル面に大きく作用したという。現地メディアは「レンドルとの再タッグはマレー陣営に新たな側面を加えることになった。(第1シードの)ノバク・ジョコビッチの敗退を受けて、2016年のウィンブルドンの圧倒的本命としての期待に対応するマレーを手助けする点でも重要となる」とレポート。マレーは準々決勝で第12シードのツォンガ(フランス)にフルセットの末に競り勝っているが、今回の4強進出にもレンドル氏による精神面のサポートが大きく影響しているようだ。

 また、第6シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)はカルロス・モヤ氏とジョン・マッケンロー氏のダブルコーチ体制を敷いている。マッケンロー氏は1970年代後半から1990年代前半にかけて活躍したボレーの名手でグランドスラム優勝は7回。ダブルスでも9度の優勝を誇り、審判に頻繁にクレームを入れる“悪童”としても人気を博していた。

1 2 3
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集