両陣営で割れた採点、井上サイドは自信 父・真吾氏「見返せばわかる」大橋会長「昔から…」拓真「取れていると」
ボクシングのWBC世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)が28日、激闘から一夜明け、横浜市内の所属ジムで会見に臨んだ。前日、トヨタアリーナ東京で行われた同級タイトルマッチで同級1位・那須川天心(帝拳)に3-0(114-113、116-111×2)の判定勝ち。7回、一瞬の隙からダウンを喫するも巧みな試合運びで、王座を守った。井上と父・真吾トレーナー、大橋秀行会長が採点について考えを示した。

井上拓真が一夜明け会見
ボクシングのWBC世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)が28日、激闘から一夜明け、横浜市内の所属ジムで会見に臨んだ。前日、トヨタアリーナ東京で行われた同級タイトルマッチで同級1位・那須川天心(帝拳)に3-0(114-113、116-111×2)の判定勝ち。7回、一瞬の隙からダウンを喫するも巧みな試合運びで、王座を守った。井上と父・真吾トレーナー、大橋秀行会長が採点について考えを示した。
試合の序盤、井上は鋭いジャブで牽制し、2回は左ストレートを当ててダメージを与えた。4回終了時点でジャッジ2者の支持を得た。7回は一瞬の隙から左ストレートを顔面に浴び、痛恨のダウン。ロープを背負って冷静に回復に努めた。8回終了時点で2-1とリード。要所で鋭いカウンターを決め、崩されなかった。結果は3-0の判定勝ち。2度目の防衛に成功した。
会見では結果を左右した採点について話が及んだ。井上は「セコンドの指示通りに動けていたので、やっていてポイントは取れていると思っていた」と冷静に振り返った。
父の真吾トレーナーは「もう1回改めて見直したら分かると思いますよ」と言い切った。井上とのラウンド間でのやり取りについて「大橋ジム一丸で色々作戦を立てていたんですよ。『五分だけどジャッジによっては取られているかもしれない』『ここはしっかり取れている』『今のは取られたから次は取り返そう』と伝えていた。拓真がその通りやってくれたのでポイント的には安心した。不安はなかったです」と打ち明けた。
試合の4ラウンド終了時点の公開採点は2-0(40-36、39-37、38-38)で井上が優勢だった。那須川陣営の帝拳の浜田剛史代表は「4ラウンドの採点を聞いて、取られているのかと。3人のジャッジの取り方がわかったのは良かった」と振り返り「採点基準、約30年になりますけど、ボクシング関係者の間でも真っ二つに分かれることがある」と話していた。
このことを受け、大橋会長は「昔から意見は分かれる」と同意。「どちらかに10-9がつくから接戦に見えても終わってみたらすごい大差になる」とし「(前半の)40-36、39-37、38-38は見方によってはあり得るし、逆に出る場合もある」と説明した。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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