街中で「変な歩き方」と笑われた 35歳、金メダル…競歩への偏見を打ち破るために“やる気、元気、勝木”
競歩普及への想い「今の若い選手は感じていないかもしれないけど」
福岡・大野城市出身の35歳。もともとは中距離選手だったが、大学2年春から競歩を始め、卒業後は実業団が決まらずにアルバイトをした時期も。2021年東京五輪男子50キロ競歩に出場し、昨年の東京世界陸上35キロ競歩で銅メダルを獲得した。
再び行われた母国の国際開催で掴んだ金メダル。直近2週間は熱はないものの、咳が出るコンディション不良があり、「レース中もゴホゴホしていた」というが、そんな逆境も跳ねのけた。「やる気、元気、勝木」の愛称で知られ、ラスト1周は観衆に応え、ガッツポーズを披露した競歩界のエンターテイナー。競技普及に対する想いも熱い。
「今の若い選手は感じていないかもしれないけど、僕らが始めた時は競歩を街中でやっていると笑われたり、練習がしづらい感じがあった。『変な歩き方をしている』と見られたり。そういうイメージを少しでも変えたい。競歩を始めた人がやめなくて済むように。進んで練習ができる環境にしたいから、僕はずっと普及を進めています」
競歩への想いをエネルギーに、勝木隼人はこれからも明るく歩き続ける。
(取材=寺田 辰朗 / 構成=THE ANSWER編集部)

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